日本精工は10月18日、神奈川県の医療施設で搬送アシストロボットの導入実証を行うと発表した。これは同県が実施する「令和4年度新型コロナウイルス感染症対策ロボット実装事業」の一環で、同社は昨年に引き続き同事業に参加する。
昨年は、医療現場での負荷軽減を目指し、搬送アシストロボットを実際の使用環境に近い状態で使ってもらい、安全性や各種機能の実地検証を行った。今年度は病棟で実際に患者を搬送し、そのデータを取得することでロボット導入効果を検証する。
同ロボットは患者を搬送するストレッチャーなどの重量物の移動をモーター駆動でアシストするもので、あらゆる方向への加減速を補助し医療従事者の負担を軽減する。