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2023.01.06

3次元測定の自動化装置を販売開始/アップルツリー

 中国の測定機器メーカーSCANTECH(スキャンテック)の国内正規代理店を務めるアップルツリー(大阪市浪速区、朴秀明社長)は2022年12月26日、協働ロボットやスキャンテックの検査装置と組み合わせて部品の3次元測定を自動化できる自動測定プラットフォーム「AM-DESK(デスク)」の販売を開始した。

 デンマークのユニバーサルロボットや中国のAUBO robotics(オーボロボティクス)の協働ロボットを搭載できる。本体の質量は75kgと従来の検査プラットフォームよりも軽量で、設置に必要な面積は1㎡のため生産現場に導入しやすい。プラスチック製品や鋳造製品、100kg以下のプレス部品などの重量物も自動で検査できる。測定後は対象物の3D座標とCADデータを比較した検査レポートを自動で作成する。

 同製品はプログラミングにより機器の動作を制御するプログラマブル・ロジック・コントローラー(PLC)で検査を自動化する。購入後の初期設定のプログラミングはアップルツリーがするため、ユーザーはボタンを押すだけで事前に設定した測定経路に沿って測定できる。不安定な環境でも高精度の測定結果を得るために、同製品は適時に自動でセンサーを校正する。
 緊急停止用のボタンを搭載し、協働ロボットの衝突検知や安全検知センサーとも連携するなど、安全性も高い。

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