マスク外し、新社長とともに入社式/安川電機
安川電機は4月3日、北九州市の本社講堂で入社式を行った。新入社員は政府方針に基づきマスク着用を任意とし、同社役員はマスクを外して入社式に臨んだ。今年度入社したのは、昨年度より3人多い95人。うち男性は77人、女性は18人で、大学および大学院卒が63人を占めた。昨年度に引き続きオンラインでの選考だったため、新入社員がそろって顔を合わせるのは入社式が初となった。
3月1日付で就任した小川昌寛社長は「サーボ、インバーター、コントローラー、そしてロボットといった自動化ソリューションに欠かせない製品を扱い、その全てが世界トップレベルの地位を持つのは、われわれ安川グループのみと認識している。安川電機という会社が皆さんにとって多様な学びの場、そして成長の場になり、社会に貢献する自負心と誇りを胸に充実した人生を送ることを切に願う。皆さんの新たな力と可能性に大いに期待している」と歓迎の言葉を贈った。
長崎大学大学院工学研究科を卒業した赤星遥平さんは、「オンラインでの選考では、人柄や性格、表情を見てもらうために前のめりの姿勢を心掛けた。大学での研究を生かし、モーターの開発に取り組みたい。入社式はマスクを外して参加した。自分たちが新しい時代を作る意気込みで、思い切って外した」と語った。