独立して一般社団化、日本ロボットシステムインテグレータ協会設立へ/FA・ロボットシステムインテグレータ協会
ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の団体FA・ロボットシステムインテグレータ協会は4月21日、都内で通常総会を開催し、一般社団法人に移行することを決定した。新団体の名称は日本ロボットシステムインテグレータ協会。
これまでは日本ロボット工業会の内部組織として活動してきたが、4月3日に新団体を登記。6月1日に新団体に関連事業と資産を譲渡し、同時に会員の移行も行い、独立した団体として活動していく。
「2018年の設立から5周年の節目を迎え、新たな体制で次の5年を迎えることとなった。これからの日本を背負う重い責任のある業界であることを自覚し、今まで以上に業界の発展のために活動していく」と久保田和雄会長(=三明機工社長)は総会後の懇親会で抱負を述べた。
具体的には、「ロボットSIerを若者が憧れる職業へ」「SI(システムインテグレーション)業界の発展のみならず、自動化業界(ロボット業界)全体の発展のけん引者へ」「サイバーフィジカルシステムで、日本を世界一の自動化大国へ」の3つの目標を掲げて活動する。
新事務所は東京都港区芝公園3-5-8機械振興会館地下1階のB108室。英語の略称は変わらずJARSIA(ジャルシア)のまま。7月13日には都内で新法人の設立総会を開き、改めて役員の選任や予算承認などを行う。
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)