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2023.10.20

ロボットの展示も多い工作機械展、21日まで開催!【後編】/メカトロテックジャパン2023

今年最大の工作機械展「メカトロテックジャパン(MECT)2023」が名古屋市内のポートメッセなごやで10月18日から開催されている。MECTは工作機械を中心とする展示会だが、製造現場の省人化・自動化ニーズは高く、ロボットの展示も多い。同展の開催期間は10月21日まで。後編では前編に引き続き、会場内で見つけたロボット関連の提案を紹介する。

誰でもロボットを簡単操作/オークマ

オークマは工作機械にビルトインするロボットを展示

 前編でも紹介した通り、MECT2023にはロボット関連の製品も多数展示されている。工作機械業界で「御三家」と言われるオークマ、ヤマザキマザック、DMG森精機の3社も自動化関連の展示に力を入れる。

 オークマ(1D33)は複合加工機やCNC旋盤の加工室内で稼働するビルトインロボット「ARMROID(アームロイド)」を展示する。

 ロボットを簡単に操作できるソフトウエア「ROID Navi(ロイドナビ)」が特徴の一つ。また、加工室内にロボットがあるので、加工材料(ワーク)の交換だけでなく、加工室内を洗浄したり、加工中の材料が動かないように固定するなど、多様な使い方ができる。

 担当者は「システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)がいなくても、誰でも簡単に操作ができる」と語る。

可搬質量を高めた協働ロボシステム/ヤマザキマザック

ヤマザキマザックは「Ez LOADER30」をMECT開幕と同時に発売

 ヤマザキマザック(1A41)は協働ロボットシステムの新製品「Ez LOADER(イージーローダー) 30」をMECT2023開幕と同時に発売した。従来製品に比べ最大可搬質量を高めたのが特徴で、鉄系ワークなどの重量物の搬送に対応できる。搬送可能なワークの質量は、シングルハンドの場合で最大21kg。

 ブースでは同時5軸制御の複合加工機「INTEGREX(インテグレックス) i-200H S」と組み合わせて展示しており、ワーク着脱からチャックの爪交換までの一連の作業を自動化するデモを披露している。

プレゼンでアーム搭載AMRによる自動化など提案/DMG森精機

DMG森精機はロボットアームを搭載したAMRなどで自動化を提案

 DMG森精機(1C27)は、複合加工機「NTX1000」とロボットシステム「MATRIS Light(マトリスライト)」を組み合わせたデモシステムで自動化を提案した。

 ブース内のメインステージでは、「マシニング・トランスフォーメーション」「NZ-Platform」「WH-AMR」「プログラム作成のDX」がテーマの4種のプレゼンテーションを実施しており、来場者に対して工程集約や自動化、デジタルトランスフォーメーション(DX)、グリーントランスフォーメーション(GX)を提案している。「WH-AMR」はロボットアームを搭載した自律走行型搬送ロボット(AMR)だ。

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