[SI基礎講座vol.18] 導入ステップ②
「地ならし」のタイミングとは
「ロボット導入ステップ①」でもお話ししましたが、事前の地ならし作業はロボット導入企業が主体で行ってください。
あなたがロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)なら、導入企業から「地ならしもあなたのところでやってよ」と言われることもあると思います。それでも、そこは導入企業の側にしてもらうことが基本になります。私のようなコンサルタントもそうですが、SIerも客先に常駐することはできませんので、導入企業が「自分たちで取り組む」といった姿勢が大事です。
地ならしを実施するタイミングについて説明します。
ロボットの導入プロセスとしては、まず「事前検討・調査」があり、次に「仕様検討」をして、その後に「導入・立ち上げ」となり、最後に「改善・保守」という流れになります。最初の「事前検討・調査」のところでは、導入の目的をまずは明確にして運用の環境調査や投資効果の見極めなどを行います。そして要件を明確にし、要件確認書を作成します。その要件の中身を踏まえて、地ならしの段階で何をすべきかを考えなければならない。その後の要件定義の前に、あるべき姿を思い描いてそこに向けて現場を改善していかなければいけません。
そういう下地ができたなら、そこからロボットのSIerも入り込んで、環境機能要求の確認や企画・構想、仕様検討、見積もりなどいろいろと進めていきます。要件定義作業は、一番大事な部分です。導入企業とSIerで、とにかくこれを正確に漏れなく作ってください。要件定義の詳細については、後々改めて説明します。
要件定義ができれば、あとは導入・立ち上げをし、運用中の改善へと進んでいきます。