[連載コラム:いまさら聞けないキーワード]vol.08 近接センサー
ロボットシステムをはじめFA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)システムを構築するうえで欠かせないのが各種センサーです。次の工程をスタートするトリガーにしたり、検品や検査に用いたりします。近接センサーは、ものの存在や接近を非接触で検知するセンサーです。
ものの存在や接近を検知するには、物理的な接触で検知するリミットスイッチなどもありますが、非接触で検知するのが近接スイッチです。センサーの種類としては誘導形、静電容量形、超音波形、磁気形などがあります。長寿命で、ほこりや油といった悪環境に強い(静電容量形を除く)メリットがありますが、検知距離が短く、センサー同士が干渉しないよう設置する必要があるなどのデメリットもあります。
〇写真の元記事はこちらから:[気鋭のロボット研究者vol.26] 見ず触れず検知するロボットハンド【前編】/大阪大学 小山佳祐助教