[連載コラム:いまさら聞けないキーワード] vol.03 ロボットテクノロジージャパン
最近よく聞く言葉だけど、「それどんな意味?」と聞かれたら自信を持っては答えにくい――。そんな言葉はありませんか? 新連載コラム「いまさら聞けないキーワード」では、そんなロボット業界のキーワード・新ワードを紹介します。今回は、2022年に初開催し今年7月に第2回展の開催を控える産業用ロボットと自動化システムの専門展示会「ロボットテクノロジージャパン」です。
ここで出展されるのは、産業用ロボットや無人搬送車(AGV)、自律走行型搬送ロボット(AMR)、自動倉庫といった工場や倉庫で活躍する自動化設備と周辺機器に加え、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)が提案するロボットシステムなどです。
この「ロボットダイジェスト」を運営するニュースダイジェスト社が主催者で、ロボットダイジェストはRTJの公式メディアとして見どころやリポートを記事で紹介します。
RTJの会場は19年に完成した「Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)」。22年に開催された第1回展「RTJ2022」には202社・団体が出展し、開催規模は1096小間でした。6月30日から7月2日までの3日間に4万1880人が来場し、大いににぎわいました。
そして今年7月には第2回展「RTJ2024」が開催されます。RTJ2022を上回る規模となる見込みで、ニュースダイジェスト社内に置かれた主催事務局では着々と準備が進められています。
RTJが開催される愛知県には、自動車メーカーを筆頭に、工作機械などの各種機械メーカーも本社や生産拠点を置くなど、製造業が集積しています。21年の愛知県の「製造品出荷額等」は47兆8946億円でダントツの国内1位。東海、中部など地方区分で見ても、国内で最も製造業が盛んな地域です。自動化ニーズが高い場所で、自動化を提案する。それが、愛知県で産業用ロボットの専門展示会が人気を博している理由です。