ラボで使える7軸協働ロボットシステムを発売/クラボウ
クラボウは2025年1月、米国のロボットメーカーのFlexiv Robotics(フレクシブロボティクス)と業務提携契約を締結した。両社の製品を組み合わせ、研究室内の自動化「ラボラトリーオートメーション」向けの協働ロボットシステム「KURAVIZON(クラビゾン)」を開発し、同月に発売した。
クラビゾンは不定形物の認識に特化した3次元ビジョンセンサー「KURASENSE(クラセンス)」とフレクシブロボティクスの7軸協働ロボット「RIZON(ライゾン)」で構成される。ライゾンは力覚センサーを搭載しており、押したり引いたりする力を高精度に検知できる。また、7軸協働ロボットならではの柔軟な動作を生かし、企業や大学の研究室などの限られたスペースでも高いパフォーマンスを発揮する。
また、今回の業務提携により、クラボウはクラビゾンだけでなくフレクシブロボティクスのライゾンの国内販売も開始した。これら製品を扱う環境メカトロニクス事業部では、2027年度までに年間10億円規模の売り上げを目指す。