
協働ロボットの周辺機器を拡充/オムロン
オムロンは11月9日、協働ロボット「TMシリーズ」向けの周辺機器群「プラグ・アンド・プレー」の新製品として、空気圧制御機器メーカーのSMCとCKDのグリッパーを追加したと発表した。
プラグ・アンド・プレーは、オムロンが販売するTMシリーズ用に開発された周辺機器群。グリッパーの他に、ねじ締めユニットやビジョンセンサーなどもある。既存のラインアップはドイツやカナダなど海外メーカーの製品で、国内メーカーの取り扱いは今回が初めてだ。
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オムロンは11月9日、協働ロボット「TMシリーズ」向けの周辺機器群「プラグ・アンド・プレー」の新製品として、空気圧制御機器メーカーのSMCとCKDのグリッパーを追加したと発表した。
プラグ・アンド・プレーは、オムロンが販売するTMシリーズ用に開発された周辺機器群。グリッパーの他に、ねじ締めユニットやビジョンセンサーなどもある。既存のラインアップはドイツやカナダなど海外メーカーの製品で、国内メーカーの取り扱いは今回が初めてだ。
新型コロナウイルス感染症の影響で対面型の展示会が延期や中止となる中、10月21日~23日の3日間、名古屋市内でロボット関連や自動車関連など複数の専門展が同時開催された。コロナと共存する「ウィズコロナ」の時代には、人との接触を減らすためにロボットが重要になるが、会場ではどのような自動化提案が見られたのか? 後編でもユニークなロボットシステムを数多く紹介する。
大日本印刷(DNP)は10月9日、配線に伸縮性を持たせた「接触センサーユニット」を開発したと発表した。ロボットハンドで食品などをつかむ際の、把持力検知に使用する。
FA(ファクトリーオートメーション=工場の自動化)トータル機器メーカーを目指すCKDは、協働ロボット向けのロボットハンドのラインアップ拡充に力を注ぐ。2020年2月に発売したデンマークのユニバーサルロボット(UR)用の空圧式ハンドに続き、第二弾として台湾の達明機器人(テックマンロボット)用のハンドも10月に発売した。人と同じ空間で作業できる協働ロボットに搭載されるだけあり、ハンドの使いやすさだけではなくデザインにもこだわった。
ドイツに本拠地を置く真空機器メーカーの日本法人、シュマルツ(横浜市都筑区、ゲッテゲンス・アーネ社長)は9月28日、複雑な表面形状にも対応する新型の真空ハンド「SCG-HSS」を発売したと発表した。
スウェーデンに本社を置く真空機器メーカー、ピアブの日本法人ピアブ・ジャパン(東京都葛飾区、吉江和幸社長)は9月から、真空ソフトグリッパー「piソフトグリップ」の小型バージョンの販売を開始した。
近藤製作所(愛知県蒲郡市、近藤茂充社長)は①自動車部品②FAシステム③ハンド&チャック ロボット周辺機器④スマートファクトリーLabo(ラボ)――の4本柱で事業を展開する。①の自動車部品が源流で、②~④の事業部は自社の自動車部品工場のニーズと、顧客のニーズから派生して設立された。社内で蓄積した技術を生かし、顧客ニーズを形にし続け、業容の拡大につなげた。
CKDは2016年に策定した長期ビジョンで「世界のFAトータルサプライヤー」になるとの目標を掲げた。その一環で、電動アクチュエーター(ロッドの伸縮やテーブルのスライドをする装置)を中心とした直動機器や、ロボットハンドなどのロボット関連の製品群を拡充している。ロボットハンドでは空圧や電動、真空の3つの駆動方式の製品を取りそろえるが、特に電動ハンドの提案を強化していく考えだ。
老舗の作業用手袋メーカーである東和コーポレーション(福岡県久留米市、渡辺聡社長)は、ロボット用手袋「ロボグローブ」を開発した。ロボットハンドに装着することで、作業効率を向上させ、ハンドを保護できる。まだ一般的ではない「ロボットに手袋」とのコンセプトで市場開拓に乗り出したのはなぜなのか? そして勝算はあるのか? 同社の戦略を探る。
老舗の作業用手袋メーカーである東和コーポレーション(福岡県久留米市、渡辺聡社長)は、2018年秋にロボット用手袋「ロボグローブ」を世に送り出した。ロボットハンドに装着することで、作業効率を向上させ、保護もできる。独自技術を存分に生かした。市場に競合はまだないという。そもそもロボットに手袋が必要との考え方も、まだ一般的ではない。しかし、つかんだ物の落下を防げるなど、「ロボットに手袋」のメリットは大きい。