生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

ロボットハンド

RECENT POSTS

[注目製品PickUp! vol.19]同業者も驚く特殊構造で、いろんな物を吸着する【後編】/妙徳「バルーンハンドSGBシリーズ」

妙徳(東京都大田区、伊勢幸治社長)は、多種多様な対象物を吸着できる真空式のロボットハンド「バルーンハンドSGBシリーズ」を開発した。約40年間、真空機器に特化してきたノウハウを生かしたという。同社は創業当初、光学機器関連の部品を加工する町工場だった。「下請け仕事ばかりでは将来がない」と一念発起した創業者がさまざまな製品を開発。そのうちの一つが真空発生器「CONVUM(コンバム)」だった。

[注目製品PickUp! vol.19]同業者も驚く特殊構造で、いろんな物を吸着する【前編】/妙徳「バルーンハンドSGBシリーズ」

多種多様な対象物を吸着できる真空式のロボットハンドが、妙徳(東京都大田区、伊勢幸治社長)の「バルーンハンドSGBシリーズ」だ。特殊構造の吸着パッドが対象物に密着する。球面でも箱の角でも不定形物でも、吸着部分の真空を維持できる。当初は食品業界向けに提案したが、展示会などでは幅広い産業から関心が集まる。泉陽一執行役員は「真空発生器の開発から約40年間で培った技術を随所に生かした一品」と胸を張る。

[気鋭のロボット研究者vol.9]人の手を超える機能をロボットで【後編】/神戸大学大学院横小路泰義教授

産業用ロボットに人と同等以上の機能を持たせることを最終的な目標に掲げる横小路教授。後編では、人の手のように何でもつかめるロボットハンドの研究を紹介する。目指したのは、さまざまな形状とサイズの部品で構成される製品の組み立てを、一つのロボットハンドでこなす汎用性だ。

[SIerを訪ねてvol.11]作業者の立場から生まれる自動車向けロボットシステムを【前編】/アスカ

自動車部品事業、配電盤事業、そしてロボットシステム事業。アスカは、この3つの事業部からなる。自動車部品加工の経験を生かした、溶接や搬送ができるロボットシステムを提供する。豊富な人材でシステム設計から現地工事までを一貫して担えるのも強みだ。また、工場スペースを十分に確保して生産力の余裕を持たせることで、顧客からの引き合いに柔軟に対応できる。

[気鋭のロボット研究者vol.9]ロボは動きを記録する媒体【前編】/神戸大学大学院横小路泰義教授

産業用ロボットもサービスロボットも、人の仕事をロボットに任せようとの考えが原点にある。つまり、ロボットの進歩は人の機能に近付くことに他ならない。横小路泰義教授は人の外見や形状ではなく機能に着目し、ロボットで実現しようと研究する。多岐にわたる研究テーマのうち、前編では遠隔操作技術を紹介する。

現場でどう使う? 展示会で見た協働ロボットの多彩な提案

日本のあらゆる産業でロボットを活用した自動化のニーズが高まっている。中でも最近は、人と一緒に作業できる協働ロボットが注目されている。協働ロボットは人と同じ空間で作業できるだけに、使いやすさや安全性の高さなどが大きな特徴に挙げられるが、実際の生産現場ではどう使えばいいのか。ここでは、2019年9月18日~20日の3日間にわたり名古屋市内で開催された展示会から、出展メーカーの協働ロボットの多彩な提案事例を紹介する。

[特別企画 新ロボット展 in 2020年愛知vol.3]製品PRしつつトレンドをキャッチ/コスメック

来年7月に開催される「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン、RTJ)」への意気込みを聞く本特集。商社の安藤に続いて紹介するのは、周辺機器メーカーのコスメック(神戸市西区、白川務社長)だ。RTJでは豊富な標準品ラインアップのPRに加え、来場者が自社設備としてイメージしやすいよう具体的なアプリケーション(使い方の例)としてロボットのデモ機を出展する。また、「展示会は自社製品を来場者にPRするとともに、われわれ自身がロボット業界の動向を知る場でもある。それが次年の戦略を練る材料にもなる」と白川社長は話す。注)新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、「ロボットテクノロジージャパン2020」は開催中止となりました(4月13日修正)

[特別企画 新ロボット展 in 2020年愛知vol.2]優しくつかめるAハンド、加工現場でどう使う?/安藤

機械工具の専門商社の安藤(名古屋市昭和区、安藤仁志社長)は、来年7月2日から愛知県国際展示場(アイチ・スカイ・エキスポ)で開かれる「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン、RTJ)」に出展する。展示を予定するロボットハンド「Aハンド」は、シリコン製の先端(指)部分にエアを流して、内部のエア圧を調整して指の曲げ伸ばしをする。まるでタコの足のように柔らかく動き、優しく包み込んだり先端でつまむことができるため、柔らかい物や傷を付けたくない物に最適だ。ここでは初開催のRTJに出展する安藤の意気込みとAハンドの特徴を聞いた。注)新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、「ロボットテクノロジージャパン2020」は開催中止となりました(4月13日修正)

新開発のロボットハンド、ロボットシステムの提案が相次ぐ

7月24日~26日の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで「第2回自動化・省人化ロボット展」が開かれた。日本能率協会(中村正己会長)が同日開催した「第11回生産システム見える化展」や「第1回『肉体』労働者の疲労回復展」など多数の専門展の中の一つで、ロボットハンドのメーカーやロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)など14社が出展した。

「単純作業の自動化」を使命に、取り出しロボットから物流、SIerへ【後編】/スター精機

スター精機(愛知県大口町、塩谷国明社長)は射出成形機用の取り出しロボットなどを製造販売する。塩谷社長は「わが社の使命は、人がやっていた単純作業を自動化すること。人にはより付加価値の高い仕事に従事してもらいたい」と語る。主力事業の取り出しロボットはその一環だ。最近は取り出しロボットで培ったコア技術を生かし、新しい市場の開拓にも挑む。その一つが物流で、直交型のパレタイジングロボットを独自に開発した。さらに将来は、射出成形機の周辺の自動化システムを構築するシステムインテグレーター(SIer)事業も強化する考えだ。

TOP