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中国メーカーが、運びながら仕分ける物流ロボを7月に発売/ギークプラス

中国に本社のある物流向けロボットメーカー、ギークプラス(日本法人=東京都港区、佐藤智裕社長)は今年7月、搬送物を自動で仕分けながら出荷口まで搬送する、自律移動型ロボット「EVE S20T」と「EVE S20C」を日本で販売する。 昨今、オンラインショッピングなどの電子商取引(EC)が増加している。物流量が増え、宅配便などの荷物を正確で高速に仕分けるニーズが高まっている。そこで無人搬送車(AGV)の技術を応用して開発したのが、今回の新機種だ。荷物を配送方面ごとの出庫口まで搬送する搬送ロボットで、各車両が独立しているため、コンベヤーなどの固定設備と比べて後付けが容易。物流量が変化しても、導入台数の調整で柔軟に処理能力を調整できる。導入した物流拠点の移転や統廃合があった際も、移転先に持っていき引き続き活用できる。

[SIerを訪ねてvol.13]メカもロボットもお任せ【後編】/古賀機械製作所

古賀機械製作所(堺市美原区、古賀弘司社長)はもともと、自動車部品メーカー向けの専用機や自動機にロボットを組み込むことで、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)としての歩みを始めた。古賀大輔専務は「専用機や自動機にうまくロボット組み込むことで、汎用性を持たせ、設計のスピードアップも図れる」と話す。ショールームや新工場などに見合う実績を作ったり、ベテランの技術を継承し若手を育成することなどが、今後の課題だ。

[SIerを訪ねてvol.13]メカもロボットもお任せ【前編】/古賀機械製作所

全国のシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する本企画。今回取材した古賀機械製作所(堺市美原区、古賀弘司社長)は、ロボットの動作プログラムや周辺機器を作るにとどまらず、さまざまなノウハウや工夫が必要な搬送装置やストッカー、工作機械やプレス機まで含めた生産設備全体を製作する。特に金属加工に関わる分野を得意とする。設計から部品加工、組み立て、プログラミングまで自社で対応できるのが強みだ。2018年にショールームを開設、19年にはサテライトオフィスや新工場が完成し業容を拡大している。事業全体を統括する古賀大輔専務は「それら施設に見合う実績をこれから作っていきたい」と意気込む。

ユニークな自動倉庫や柔軟に使える搬送ロボット【その2】/国際物流総合展

2月19日~21日の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで「国際物流総合展2020」が開かれた。225社・団体が出展し、各社が自動倉庫やソーター(仕分け機)などの物流機器を展示した。今回展で特に大きな注目を集めたのが無人搬送車(AGV)だ。各社が盛んに新製品や参考出展製品をアピールした。

物流が変わる! 注目浴びる新世代AGV【後編】

新世代の無人搬送車(AGV)が次々に登場し、物流業界を大きく変え始めている。2月12日~14日に開かれた「スマート工場 EXPO」などの展示会にも多くのAGVが出展され、来場者の注目を集めた。前編では周辺環境を認識して自律的に走行できる「SLAM(スラム)方式」のAGVを紹介したが、その他の方式を採用したAGVや、応用製品・関連機器なども展示された。

AGVを正しく選ぶには。まずは来て、見て、触れる/明電舎

重電機器や産業システム機器などを手掛ける明電舎は2019年9月、自社製品の無人搬送車(AGV)を4種類配置し、搬送作業の自動化を提案する「AGVファクトリー」を開設した。AGVの有効性や性能を知るには実際の作業を見るのが一番だが、工場内を走り回る姿を見る機会は少ない。そこで気軽に見て、触れることで、導入を具体的にイメージできるようなスペースを用意した。

[注目製品PickUp! vol.19]同業者も驚く特殊構造で、いろんな物を吸着する【後編】/妙徳「バルーンハンドSGBシリーズ」

妙徳(東京都大田区、伊勢幸治社長)は、多種多様な対象物を吸着できる真空式のロボットハンド「バルーンハンドSGBシリーズ」を開発した。約40年間、真空機器に特化してきたノウハウを生かしたという。同社は創業当初、光学機器関連の部品を加工する町工場だった。「下請け仕事ばかりでは将来がない」と一念発起した創業者がさまざまな製品を開発。そのうちの一つが真空発生器「CONVUM(コンバム)」だった。

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