産ロボ市場に本格参入、減速機の新ブランド立ち上げ/ニッセイ
減速機や歯車メーカーのニッセイが今年9月に新ブランド「UXiMO(アクシモ)」を立ち上げ、産業用ロボット向け減速機の市場に本格的に参入した。クランクシャフトを利用した偏芯揺動型の差動減速機構を採用しており、高剛性と高トルク、大きな中空径の3つを特徴に持つ。同社は歯車事業との相乗効果を生かしながら、小型・中型サイズの産業用ロボット市場に攻勢をかける。
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減速機や歯車メーカーのニッセイが今年9月に新ブランド「UXiMO(アクシモ)」を立ち上げ、産業用ロボット向け減速機の市場に本格的に参入した。クランクシャフトを利用した偏芯揺動型の差動減速機構を採用しており、高剛性と高トルク、大きな中空径の3つを特徴に持つ。同社は歯車事業との相乗効果を生かしながら、小型・中型サイズの産業用ロボット市場に攻勢をかける。
厨房(ちゅうぼう)用ロボットシステムなどを開発するチトセロボティクス(東京都台東区、西田亮介社長)は9月22日、厨房でのトレー洗浄業務を自動化するロボットシステム「crewbo(クルーボ)トレイ system(システム)」の提供を開始した。
ロボット用アパレルブランド「ROBO-UNI(ロボユニ)」を展開するRocket Road(ロケットロード、福岡市城南区、泉幸典社長)は9月30日、協働ロボット用アームカバー「ロボユニカバーウェア」を発売した。デンマークのユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)の協働ロボット向けで、同メーカーの公認製品「UR+」の認証も取得した。
工作機械大手のDMG森精機は、ワーク(被加工物)の搬送や着脱を自動化する搬送システム「WH-AGV5」を10月1日から販売すると発表した。同システムは無人搬送車(AGV)と協働ロボットを組み合わせたものだ。磁気テープやマーカーなしで工場内を走行し、協働ロボットのアームでワークを工作機械から直接着脱できる。
ビー・アンド・プラス(埼玉県小川町、亀田篤志社長)は9月19日、無人搬送車(AGV)や自律移動型搬送ロボット(AMR)などの充電に使用する1kWワイヤレス充電システムに「長距離給電タイプ」を追加したと発表した。これまでは非接触で給電できる距離が最大15mmだったが、長距離給電タイプでは約2.6倍の最大40mmまで給電できる。
スイスに本社を置く大手ロボットメーカーのABBは9月22日、水平多関節(スカラ)ロボットの新機種「IRB 920T」を発売したと発表した。同製品は電子機器の組み立て用途を想定したもの。サイクルタイムは現行機種よりも最大14%高速で、クラス最高レベルの速度と位置繰り返し精度を実現する。
ドイツに本拠地を置く真空機器メーカーの日本法人、シュマルツ(横浜市都筑区、ゲッテゲンス・アーネ社長)は9月3日、ホース抵抗によるスプリングの動作不良を防止し、生産性向上を実現するスプリングプランジャー「FSTImc」を発売したと発表した。
射出成形機用の取り出しロボットを開発、製造、販売するスター精機(愛知県大口町、塩谷国明社長)は9月7日、超大型射出成形機用取り出しロボット「GXW-2500VIP/IXW-2500VIP」の販売を開始したと発表した。
ABBは9月8日、ロボットと保管棚などが一体となった「FlexBuffer(フレックスバッファー)アプリケーションセル」を開発したと発表した。ロボットが倉庫管理システム(WMS)や入庫用・発送用コンベヤーなどと連携し、保管棚への入出庫などを自動化する。発送する順序に合わせて棚の収納場所を割り当てたり、発送コンベヤー上に並べることができる。一つのセルで最大600個の荷物を保管し、1時間あたり最大500回の入出庫作業が可能。物流センターの他、小売店、薬局、病院などさまざまな施設での使用を想定する。
ロボットの販売やエンドエフェクターなどのロボット関連機器の開発をするベンチャー企業のTech Share(テックシェア、東京都江東区、重光貴明社長)は、中国に本社を置くロボットメーカーDOBOT(ドゥーボット)のロボットアーム「DOBOT MG400」用純正エンドエフェクターの国内販売を8月23日から開始した。