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[特集MECT2021 vol.4]工作機械とロボット、どう組み合わせる?

工作機械や工場自動化(ファクトリーオートメーション=FA)の展示会「メカトロテックジャパン(MECT)2021」。「特集vol.4」からは、会場で見つけた自動化・ロボット提案を紹介する。同展では会場内の至る所で、工作機械とロボットを組み合わせた展示を見ることができる。自走式や手押し台車に乗せたロボットアーム、ロボットを上に載せた機械など、さまざまな自動化の方法が提案されている。

ベンチャーの最新搬送ロボに脚光/国際物流総合展

10月13日~15日の3日間、東京都江東区の東京ビッグサイト青海展示棟で物流関連の専門展「国際物流総合展 第2回INNOVATION EXPO(イノベーションエキスポ)」が開かれた。会場内にはロボット・自動化関連の製品が多数展示され、特にベンチャー企業の無人搬送車(AGV)や自律移動型搬送ロボット(AMR)が大きな注目を集めた。

食品製造でロボットが活躍しやすい環境づくり推進/日本惣菜協会

日本惣菜協会(会長・平井浩一郎ヒライ社長)は9月30日、「令和3年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」の補助対象事業者に採択されたと発表した。同協会が中心となり、食品の盛り付けなどの分野でロボットを活用しやすい「ロボットフレンドリー(=ロボフレ)」な環境構築を目指す。

ロボット、カメラと連携して安定稼働/NTN

NTNは9月29日、ロボットピッキング用の部品供給機(パーツフィーダー)「TRINITTE(トリニッテ)」を開発したと発表した。回転角を検出するセンサー(エンコーダー)を内蔵し、トリニッテとロボット、部品位置を検出するカメラを連携接続することで、フィーダー上を流れる部品を停止させることなく安定して連続ピッキングできる。

専門展で見た取り出しロボットの最新提案/名古屋プラスチック工業展2021

「名古屋プラスチック工業展2021」が9月29日~10月1日の3日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催された。会期3日間で約1万人が来場した。会場ではプラスチック部品を成形する射出成形機や、成形したプラスチック部品を取り出す専用ロボットなどの展示が目立った。

世界でも珍しい? 中村留が機内ロボット開発/中村留精密工業

工作機械メーカーの中村留精密工業(石川県白山市、中村健一社長)が、多品種少量生産向けの自動化戦略を強化している。①スピード②スペース③フレキシビリティー(柔軟性)――の3つの切り口で自動化機器を開発し、今年7月には省スペースと柔軟性を兼ね備えた機内ロボット「Flex Arm(フレックスアーム)」を発売。被加工物(ワーク)とチャックの爪交換を自動化できる。中村匠吾専務は「世界でも珍しい製品」と強調する。

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