移動可能なロボットシステムを発売/DMG森精機
工作機械大手のDMG森精機は8月30日、手押し台車に協働ロボットを搭載したロボットシステム「MATRIS Light(マトリスライト)」を発売した。
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工作機械大手のDMG森精機は8月30日、手押し台車に協働ロボットを搭載したロボットシステム「MATRIS Light(マトリスライト)」を発売した。
高機能繊維商社のテイアイテイ(千葉県柏市、竹ノ内至秀社長)は、シリコーンコーティングした特殊な生地「シリコテクス」を武器に、ロボット保護カバー市場に参入を図る。4月には、シリコテクスを使用した協働ロボット用の保護カバー「RobotFit(ロボットフィット)」を発売した。「伸縮性が高いため、ロボットアームの動作に追従でき、着脱も容易。形状をシンプルにできるため、コストも抑えられる」と諏訪秋彦開発営業課長は言う。
鈴野製作所(神奈川県秦野市、鈴野和仁社長)は、今年の初めにテーブルが振動するタイプのロボットシステム用パーツフィーダー「SVFシリーズ」を開発した。同社は半世紀以上の歴史を持つが、ロボット関連機器を発売したのは今回が初めて。「昨年までは、半導体の二次加工や組み立てなどを手掛ける町工場だった。自社で感じていた課題を解決できる製品なら、日本の多くの製造現場でニーズがあるはず」と鈴野勇樹氏は語る。
鈴野製作所(神奈川県秦野市、鈴野和仁社長)は今年、ロボットピッキング用のパーツフィーダー「SVFシリーズ」を開発した。性能や機能に加え、使いやすさにもこだわった製品だ。「パート従業員でも扱える操作のしやすさが売りの一つ。欧州製フィーダーと比べれば価格も安く、日本製なのでサポートも安心」と鈴野勇樹氏は言う。
産業用ロボット、自動認識機器、制御機器を製造、販売するデンソーウェーブ(愛知県阿久比町)。今年4月に就任した相良隆義社長は「事業部間の連携をもっと強化する必要がある」と話す。現在はソリューションビジネス推進部が主体となり、ロボットや自動認識機器など社内のリソースを組み合わせたトータルソリューションの開発に取り組む。「今年中に基礎固めをし、3年後には全社員が当たり前のようにトータルソリューションを提案できる状態にしたい」と語る。
ニッセイは、今年2月に開発を公表した大口径中空タイプの高剛性減速機を、8月2日に発売すると発表した。従来の同社減速機とは異なる差動減速機構(偏心揺動型)を採用しており、高い剛性と許容トルク(対応できる回転力の強さ)を実現する。ロボットの関節部などに利用でき、大きな中空径のため、配線や配管などを通しやすい。
電子部品実装ロボットや小型多関節ロボット「Smart Wing(スマートウィング)」などを製造、販売するFUJIは7月28日、Smart Wingのラインアップに水平多関節ロボット「SW-RXS」を追加したと発表した。追加したのは、可搬質量が3~6㎏、ロボットアームのリンク長が400~700mmの4機種。組み立てや搬送、配膳などの幅広い用途を見込む
ねじやねじ締め機などを製造する日東精工と、協働ロボットメーカーのユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)は7月16日、日東精工のねじ締めユニット「PD400URシリーズ」がUR製ロボットの公認周辺機器「UR+(プラス)」の認証を取得したと発表した。ハードウエアだけでなくソフトウエアもUR製ロボットに対応。システム構築が容易でURのティーチングペンダント(操作盤)からねじ締めユニットも操作できる。ねじ締めユニットで国内メーカーがUR+の認証を取得するのは今回が初めて。
ユアサ商事は7月、工作機械と組み合わせて使う自動化システム「Robo Combo MⅠ(ロボコンボエムワン)」を発売した。「安価で、設置も手軽。慣れればセッティングに1分もかからない」と機械エンジニアリング本部市場開発部の曽我吏司課長補佐は言う。MⅠはファナックの小型切削加工機「ロボドリル」向けだが、旋盤用などシリーズ展開の準備も進める。
スウェーデンに本社を置く真空機器メーカー、ピアブの日本法人ピアブ・ジャパン(東京都葛飾区、吉江和幸社長)は7月13日、自動車業界向けのサクションカップ(吸盤、吸着カップ)シリーズに新モデルを追加したと発表した。