生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

ピッキング

RECENT POSTS

[気鋭のロボット研究者vol.26] 見ず触れず検知するロボットハンド【後編】/大阪大学 小山佳祐助教

大阪大学の小山佳祐助教が開発した近接覚センサーをロボットハンドに組み込むと、カメラを使わず手探りで対象物(ワーク)をつかむピッキングシステムを作ることができる。従来のピッキングシステムに比べ安価でコンパクトな構成になり、ロボティクスの最後のとりでといわれるロボットマニピュレーションの難しさを打破する一手にもなる。

ヨドバシカメラの倉庫ピッキングにSkypodが採用/EXOTEC NIHON

フランスの物流ロボットベンチャー企業の日本法人、EXOTEC NIHON(エグゾテック・ニホン、東京都港区、立脇竜社長)は12月6日、大手家電量販店のヨドバシカメラとパートナーシップ契約を締結したと発表した。ヨドバシカメラの複数の倉庫のピッキング作業を、エグゾテックの「Skypod(スカイポッド)システム」が担う。「このパートナーシップによって、われわれは日本を足掛かりの一つとしてグローバル展開をさらに加速させる」とフランス・エグゾテック本社のロマン・ムラン最高経営責任者(CEO)は言う。

三菱重工と自動ピッキングソリューションの共同実証を開始/キリングループ

大手飲料メーカーのキリングループと物流機器メーカーの三菱ロジスネクストは、三菱重工業が運営する横浜市中区の「Yokohama Hardtech Hub(ヨコハマ・ハードテック・ハブ)」内の実証施設「LogiQ X Lab(ロジックス・ラボ)」で、飲料倉庫への自動ピッキングソリューション導入に関する共同実証を開始した。

[気鋭のロボット研究者vol.26] 見ず触れず検知するロボットハンド【前編】/大阪大学 小山佳祐助教

大阪大学の小山佳祐助教は、ワーク(搬送物)との距離や角度を非接触で検知する近接覚センサーを研究する。透明や光沢のあるワークでも検知できるのが特徴。ロボットハンドに搭載することで、カメラを使わず手探りでワークをつかむこともでき、従来よりもシンプルで柔軟なバラ積みピッキングシステムを実現する。

アイシンの工場にロボット2台とAGV31台を導入/Mujin

Mujin(ムジン、東京都江東区、滝野一征最高経営責任者)は11月29日、知能ロボット「コンテナデパレタイズロボット」2台と無人搬送車(AGV)31台をアイシンの工場に導入し、部品の供給や保管、空箱回収などの工程を自動化したと発表した。仕分け工程での通い箱のデパレタイズを2台のコンテナデパレタイズロボットが担う。通い箱とは工場間・工程間で製品や部品を搬送するのに使われる樹脂製のコンテナのこと。

[注目製品PickUp!vol.47]物流のフレキシブルで高度な自動化 /EXOTEC「Skypodシステム」

ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連の製品を紹介する「注目製品PickUp!」。今回は、フランスに本社を置くEXOTEC(エグゾテック)の物流自動化ソリューション「Skypod(スカイポッド)システム」を取り上げる。日本支社「EXOTEC NIHON」の立脇竜社長は「ロボットという製品の販売ではなく、物流自動化ソリューション提案がビジネス」と言い切る。物流業界の現在のトレンド「Goods to Person(グッズ・トゥ・パーソン=G to P)」方式を体現し、物流ビジネスのフレキシブルで高度な自動化を実現する。

アーム、ハンド一体型マニピュレーター発売/東京ロボティクス

ロボットベンチャー企業の東京ロボティクス(東京都文京区、坂本義弘社長)は11月15日、ロボットアームとロボットハンドを一体にした「Torobo Arm-Hand System(トロボ・アームハンド・システム)」を発売した。研究用途向けの製品で、7軸を持つ垂直多関節型の「力制御ロボットアーム」と、4本指の「多指ハンド」を組み合わせた。

TOP