生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

スタートアップ

RECENT POSTS

眼科手術支援ロボット、ニプロと独占販売契約を締結/リバーフィールド

手術支援ロボットを開発するベンチャー企業のリバーフィールド(東京都新宿区、只野耕太郎社長)は2月9日、開発中の「眼科手術支援ロボット」の国内独占販売契約を医療機器や医薬品メーカーのニプロと締結したと発表した。今回の対象製品は、眼球内を直接観察できる眼内内視鏡や眼内照明ライトガイドを把持するロボットシステムだ。このロボットを使用することで、術者は両手を手術鉗子の保持に使え、長時間の手術でも内視鏡画像やライト照射点が揺れることなく安全に手術できる。

月面作業用ロボットを開発、模擬月面での実証に成功/GITAI

宇宙作業用ロボットを開発するベンチャー企業のGITAI(ギタイ、東京都大田区、中ノ瀬翔最高経営責任者)は2月10日、月面での探査、採掘、点検、保守運用、組み立てなどのの汎用的な作業が可能な月面作業用のロボット探査車「R1」を開発したと発表した。
宇宙航空研究開発機構 (JAXA=ジャクサ)の模擬月面環境で、障害物走破やソーラーパネル組み立て、資源採取などの試験を実施し、全ての作業に成功した。

プラスオートメーションの庫内実行システムと連携開始/ZMP

物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」を製造、販売するZMP(東京都文京区、谷口恒社長)は1月27日、キャリロの複数台制御や運用の可視化をするシステム「ROBO-HI(ロボハイ)」が、プラスオートメーション(東京都港区、飯間卓社長)の庫内実行システム「+Hub(プラスハブ)」と連携したと発表した。プラスハブを介して、一元的にロボハイの機能を使用できる。
 プラスオートメーションはさまざまなメーカーのロボットで構築した物流自動化システムを月額制で提供する企業で、キャリロも取り扱い製品の一つ。

産ロボをスマホ並みに/Mujin 滝野一征CEO インタビュー

人工知能(AI)技術の一種である「モーションプランニング」を活用した知能ロボットシステムを提供するMujin(ムジン、東京都江東区)。ロボットが普及するには「システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)がもうかる仕事になることが重要」と滝野一征最高経営責任者(CEO)は言う。その先に見据えるのは、製造や物流の現場にロボットがあることが当たり前の世の中だ。「スマートフォン(スマホ)を買う時に、採算を取れるかを考える人はいない。同様に、ロボットもスマホレベルの『必需品』にしたい」と滝野CEOは話す。

人型ロボの遠隔力制御技術をNTTコムと開発/東京ロボティクス

東京ロボティクス(東京都新宿区、坂本義弘社長)は1月18日、NTTコミュニケーションズ(NTTコム)との共同開発の成果として、ネットワークを介して人型ロボットの力制御(バイラテラル制御)をするデモ動画を公開した。トルクセンサーと手先力覚センサーを備えたリーダー装置と、腕部と腰部にトルクセンサーを搭載した人型ロボットを用いてバイラテラル制御を実現した。同社は2019年にNTTコムのオープン・イノベーション・プログラムに採択されて以来、NTTコムと共同で遠隔操作ロボットの開発を進めてきた。

元グーグルのアルウィン・マーラー氏がCEOに就任/フランカ・エミカ

ドイツのロボットベンチャー、Franka Emika(フランカ・エミカ)は2021年12月、Alwin Mahler(アルウィン・マーラー)氏を最高経営責任者(CEO)に任命したと発表した。フランカ・エミカは、人工知能を活用した機械学習プラットフォームに基づくRaaS(ロボット・アズ・ア・サービス、サービスとしてのロボット)のプロバイダーとして、幅広い用途のロボットサービスを提供する。同社は、デジタルビジネスの専門家であるマーラー氏を招き、ユーザーが簡単に導入できるロボットサービスの実現を目指す。

[SIerを訪ねてvol.20]AI×ハード技術で人手の「オキカエ」提案/ASTINA

ロボットシステムを設計、製作するシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する連載企画「SIerを訪ねて」。今回は、人工知能(AI)なども駆使した工場向け自動化システムに注力する、2017年創業のベンチャー企業ASTINA(アスティナ、東京都墨田区、儀間匠社長)を取り上げる。今年4月からは産業用ロボットや周辺機器などをセットにした自動化システム「OKIKAE(オキカエ)」シリーズを展開する。

TOP