2018.11.01 連載 [ロボットが活躍する現場vol.1]協働ロボ、可搬重量の小ささをどう補う?/グローリー【前編】 Tweet 産業用ロボットを導入した製造現場や物流拠点などをリポートするこの連載。今回は紙幣・硬貨の計数機などを製造するグローリーの前編(全2回)。同社は国内各拠点のさまざまな工程の自動化を進め、2017年には兵庫県姫路市の本社工場で、ウレタン金型の清掃工程にロボットを導入した。 双腕ロボットを先駆けて導入 埼玉工場に導入したロボットシステム グローリーは硬貨や紙幣の計数機を開発、製造する装置メーカーで、国内外の金融機関や小売店向けに大きなシェアを持つ。 産業用ロボットの導入は早く、2010年には埼玉県加須市の埼玉工場にカワダロボティクス(東京都台東区、川田忠裕社長)製の双腕ロボット「NEXTAGE(ネクステージ)」を導入。製品の組み立て工程を自動化した。 協働ロボットが人と並んで作業する 2017年からは「ASROF(アスロフ)」と言うブランドで、ロボットシステムの構築を請け負うシステムインテグレーター(SIer)事業にも参入した。 埼玉工場以外でも産業用ロボットを使った自動化に取り組み、2017年には兵庫県姫路市にある本社工場にも別の双腕ロボットを導入した。 12