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2018.11.01

物流向けロボットに注目!/国際物流総合展2018【後編】

アジア最大級の物流機器の専門展「国際物流総合展2018」が9月11~14日の4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれた。13回目の今年は「ロジスティクスの今を知り未来に触れる」をテーマに、450を超える企業や団体が出展。2016年の前回展を1万人以上上回る7万4520人が集まった。後編では注目を集めた参考出展のロボットシステムを中心に紹介する。

そびえ立つ3mの柱状ロボットシステム

ロボットのユニークな使い方で異彩を放った日立物流の展示システム

日立物流は箱を棚に置いたまま中の物を取り出すロボットシステムを展示した。

 約3mの柱状の移動機構にデンソーウェーブ(愛知県阿久比町、中川弘靖社長)の2台の垂直多関節ロボットが付く。
ロボットの一方が棚から箱を引き出し、他方が箱の中の物を取り出す。
 棚自体も同社の無人搬送車(AGV)で動かすことができる。

一方が箱を引き出し、もう一方が荷物を出し入れする

営業マネジメント部の斉藤慎部長は「人がこれまで作業してきた現場で、人の作業をそのまま置き換えられる。ロボットが作業しやすい環境への転換が不要で、段階的にロボットを導入するには最適だ」と胸を張る。

 2019年度中の販売開始を目指す。

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