[JIMTOF2018速報 vol.1]日本最大の工作機械展でロボット提案に脚光/日本国際工作機械見本市
ロボットメーカーも出展
バリ取りまで自動化
不二越は、小型ロボットを組み込んだ歯車加工用工作機械「GMS200」を参考出展。歯車材料の付け外しだけでなく、機械内部にあるユニットで測定まで1台のロボットでできる。また、その機械の横にロボットを使ったバリ取りシステムも連結し、一連の工程の自動化を提案した。
「当社は製品を供給するだけでなく、システム構築まで自社で担えることが強み」と同社の説明員は話す。
その他、川崎重工グループの川重テクノロジー(兵庫県明石市、道場康二社長)は、川崎重工業のロボットとロボット用動作プログラムを作成するソフトウエア「KCONG(ケーコング)」を展示。
ケーコングは溶接や切断、切削などに必要な動作プログラムを加工対象物の設計データから生成するもので、「新たに研磨用プログラムの作成機能を開発した。ロボットは先端に取り付けるもの次第では工作機械のようにも使える」(システム開発事業部)。