チャックの爪の交換はロボットに【前編】/松本機械工業
2製品を軸にPR
松本機械工業は現在、チャックの爪交換の自動化ソリューションを積極的に提案している。
主に①ロボットが爪のみを交換するタイプのクイック・ジョー・チェンジ(QJC)チャック「ROBO-QJC」②ボディーが2つに分割された構造で、交換プレートを爪ごと一気に交換するタイプのオート・ジョー・チェンジ(AJC)チャック――の2製品を軸に、ロボットを使った爪交換の自動化をアピールする。
ノブをひねるだけで交換
ノブをひねるだけとはいえ、従来仕様のQJCチャックでは爪の交換に人手が要る。しかし、最近は製造業を含めさまざまな産業で人手不足が深刻だ。
そこで、爪交換の役目をロボットが担うタイプのQJCチャック「ROBO-QJC」を開発。爪交換の自動化を実現した。
ROBO-QJCの開発に合わせ、専用のロボットハンドや爪のストッカーも独自で設計し、製造する体制を整えた。
ワークの形状に合わせて成形した爪を複数種類用意し、自動交換すれば、複数の異なるワークを加工する場合でも、人が爪交換に手間を取られることがなくなる。ロボットがワークの搬入出から爪交換まで全て対応すれば、長時間の無人運転も可能だ。