国際ロボット展、過去最大規模で12月18日開幕/日本ロボット工業会など
産ロボゾーンが特に充実
今回展の3060小間のうち、大半の2379小間を産業用ロボットゾーンが占める。前回展比で367小間と大幅に増加しており、サービスロボットゾーンなどと比べても大幅に伸びた。
今回から新たに、産業用ロボットゾーン内に「ロボット SIer ゾーン」を設けた。「これはロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)に出展してもらうスペース。昨年工業会の内部組織としてSIerの団体であるFA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会、会長・久保田和雄三明機工社長)が発足した。メーカーとSIerは、ロボット産業にとっての『車の両輪』」と矢内事務局長は話す。
海外からの出展も前回展の88社・252小間から、95社・389小間へと増えた。これまでも出展があったアメリカやイタリアなどに加え、今回新たにモナコやルーマニアからも出展があり、出展国は16カ国と過去最大になった。
会期中には併催事業も多数
国際ロボット展には公的な団体もブースを構え、会期中に併催イベントなども数多く開かれる。19日の会見では新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO、石塚博昭理事長)、東京都立産業技術研究センター(奥村次徳理事長)、日本ロボット学会(会長・浅田稔大阪大学特任教授)の担当者が、各団体の展示や会期中に開くイベントを紹介した。
ロボットダイジェストでは国際ロボット展に関し、開幕までの間に各社の出展内容などを多数紹介する。会期中には、会場からの速報記事なども掲載する計画だ。
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)