全世界の顧客が対象! オンライン展を7月に初開催/デンソーウェーブ
日本向けのプレサイトを公開
デンソーウェーブが初開催するグローバルオンライン展示会「デンソー・ロボティクス・オンライン・エキスポ2020」は、「グローバル」とあるように日本国内だけではなく海外の顧客も対象とし、全世界に向けて配信する。
会期は20年7月16日~18日の3日間で、参加費は無料。事前登録制で、6月下旬から参加申し込みの受け付けを開始する。
開催に当たり、6月15日には日本国内の顧客に向けたプレサイト(https://www.denso-wave.com/ja/robot/event/drone2020/)を全世界に先駆けて公開した。
新型コロナウイルス感染症が世界規模で拡大する中、従業員の安全確保や安定した操業を両立するため、生産現場や物流の現場ではロボットを使った自動化のニーズが高まっている。一方、主要なロボット関連の展示会は相次いで中止や延期となり、ロボットメーカーと顧客の商談の機会は減少した。
同社はこうした状況を受け、顧客が自社の技術者に気軽に相談できる機会を設けるため、オンライン展示会の開催を決めた。
初披露の映像も
主なコンテンツは「リアルタイム映像配信」と「リモート操作体験」の2つだ。
リアルタイム映像配信では、19年12月に発表した新型ロボットコントローラー「RC9」や、高可搬でロングリーチの垂直多関節ロボット「VMシリーズ」「VLシリーズ」による統合制御のアプリケーション(応用的な使い方)の映像を視聴できる。
また、同社が開発した「QRコード」とクラウドを駆使したサポートサービス「DENSO Robotics Cloud(デンソー・ロボティクス・クラウド)」の映像も初披露する。
リモート操作体験では、プログラミングソフトウエア「WINCAPS Plus(ウィンキャップス・プラス)」や、ピック&プレース(部品を持ち上げ、特定の位置まで運んで下ろす一連の作業)に特化したプログラム不要の画像処理ソフト「EVP2」の操作を遠隔で体験できる。
この他、技術者との質疑応答を交えながらロボットのアプリケーションを解説する「LIVE(ライブ)ツアー」や、各種製品の特徴や活用事例を紹介するプレゼンテーションも実施する。
(ロボットダイジェスト編集部 桑崎厚史)