革新的ロボット研究開発基盤構築事業を開始/NEDO
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は10月16日、「革新的ロボット研究開発基盤構築事業」に着手すると発表した。
同事業ではロボットの導入があまり進んでいない領域にも対応可能な産業用ロボットシステムの実現に向け、産学連携で研究開発に取り組む。
実施期間は2020年度から24年度までの5年間で、初年度予算は2億5000万円。
研究開発の対象となる技術分野は以下の通り。
・自動的かつ汎用的なロボットの動作計画技術
・多様な対象物に対応できるセンシング機能やエンドエフェクター(ロボットアームの先端に付ける機器)などのハンドリング技術
・離れた場所から安定的にロボットを操作できる遠隔制御技術
・ロボットを構成する部材へ適応できる非金属や複合素材などのロボット新素材
安川電機や東京大学など8社11大学が参画する。
既存技術の改良、改善にとどまらない技術開発や異分野の技術シーズを取り込むことで、新たな価値の創出を目指す。