宇宙ロボット市場、2027年には59億8000万ドルに/レポートオーシャン
米国の市場調査会社レポートオーシャンは10月4日に発表した市場調査リポートの中で、宇宙空間での作業用ロボットアームや無人探査機などを含む宇宙ロボットの市場が2027年まで年平均5.5%成長すると発表した。20年には41億1000万米ドルの市場規模が、27年には59億8000万米ドルになると見通す。
人工衛星を活用したサービスが増加し、米国航空宇宙局 (NASA) による火星探査プログラム「マーズ2020」など政府による取り組みも活発だ。軌道上での組み立てなども増加傾向にあり、また人工知能などの新技術も市場拡大を後押しすると予測する。
地域別では、NASAやカナダ宇宙庁(CSA)がある北米が最も高い比率を占め、アジア太平洋地域でも大幅な成長を見込む。