スマイルフェアにはさまざまなメーカーが出展し、ダイヘンは同社初の協働ロボット「FD-VC4」にシンクロフィード溶接システムを搭載して展示した。シンクロフィード溶接システムとは、ワイヤの正送と逆送を高速で繰り返してスパッタの発生を抑制する溶接技術。スパッタとは熱せられた金属の粒のことで、付着したまま塗装するとさびの原因になる。これまでに培った溶接技術を生かし、質の高い溶接精度を出せる軌跡精度を実現した。
「まだまだダイヘンの協働ロボットは認知度が低いため、展示会でアピールすることで認知度を上げていきたい。九州では半導体製造装置の溶接自動化の市場を狙う」と担当者は話す。