四半期での受注額・生産額は過去最高に/日本ロボット工業会
日本ロボット工業会(JARA、会長・小笠原浩安川電機会長兼社長)は4月28日、2022年1-3月期の会員企業による産業用ロボットの受注額や生産額を発表した。
受注額は前年同期比4.3%増の2567億円で、7四半期連続で前年同期比増となった。
生産額は同4.2%増の2162億円で、6四半期連続で前年同期比増となった。受注額と生産額はいずれも、四半期では過去最高を記録した。
出荷額は同2.6%増の2199億円で、国内出荷は自動車製造業向けを中心に依然として勢いは弱いものの、半導体向けなどの好調が継続し、全体として回復傾向を示した。
輸出額は欧米向けが同71.9%増の259億円で、北米向けが同40.7%増の377億円と数字を伸ばした。一方、アジア向けはこれまで市場を強くけん引してきた中国向けを中心に落ち着き、同15.1%減の996億円となった。