「撮って選ぶだけ」でロボットプログラムを自動生成/ダイヘン
ダイヘンは9月8日、「タブレットによる教示レスシステム」の販売開始を発表した。
タブレット端末(iPad=アイパッド)で溶接の対象物を撮影し、溶接したい箇所を選択するだけでロボットのプログラムが作成できる教示レスのシステムだ。
具体的には、アイパッドの専用アプリから、溶接対象物と、ロボットアーム先端の溶接トーチに貼付した拡張現実(AR)マーカーが入るように画像を撮影。溶接個所の候補が抽出されたら、溶接したい箇所のタグをタッチし、開始点や終了点などを選択。これだけでプログラムが作成されるため、あとは転送するだけでロボットを稼働させられる。タブレット上からプログラムの編集もできる。ビジョンセンサーなどは不要で、手軽かつ安価にロボットプログラムを作成できる。