協働ロボをシステムとして提案、製造業向け合同展に専門エリア/テクノフロンティア2023
協働ロボットの活用進む
現場への導入を支援
自動車向け部品などを製造するミナミダ(大阪府八尾市、南田剛志社長)は、協働ロボットの導入を支援するパッケージ商品を出展した。パッケージに含まれるのはロボット本体の他に、エンドエフェクターやティーチングペンダント、架台など。ロボットのブランド名は「mRobotiqs(エムロボティクス)」。
同社は2019年に自社工場に協働ロボットを導入し、加工する部品を工作機械に投入する作業などを自動化した。そのノウハウを生かし、協働ロボットの導入に困っている企業をサポートするためにシステムインテグレーション事業を始めた。
担当者は「自社工場でも導入を進め、現在は15台の協働ロボットが稼働している。取り扱っているロボットはコストが低いが十分な性能を持っており、中小企業でも導入しやすい」と説明する。
機械や電子部品の専門商社のトーアメック(東京都港区、高橋佑一郎社長)は、AMR「Keigan ALI(ケイガンアリ)」を出展。
可搬質量は30kg、最大8時間連続で駆動する。また、AMRの稼働前に必要な工場内のマップ作成を簡単にできるのが特徴。担当者は「スマートフォンやタブレット端末で、ラジコンのように遠隔操作してマッピングできる。その後のルート設定も簡単。工場や物流拠点、飲食店などさまざまな現場で導入されている」と語る。
(ロボットダイジェスト編集部 水野敦志)
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