[連載コラム:いまさら聞けないキーワード]vol.09 ソフトロボティクス
近年、ロボットが導入される現場の広がりとともに、ロボットで取り扱うものも多様化しています。金属やプラスチックの硬い工業製品だけでなく、食べ物や袋状の包装品といった軟らかいものや人が口にするものを扱うことも当たり前になってきました。そうした軟らかいものを取り扱うための技術が、ソフトロボティクスです。
ソフトロボティクスの要はグリッパーです。軟らかいことは形が定まらないことも意味しますから、グリッパーには、ものの形に合わせて柔らかく、かつ確実につかむ機能が求められます。実用化されているソフトロボティクス対応のグリッパー(ソフトロボットハンド)は、シリコンやゴムといった柔軟性のある素材が使われることが多いです。
〇写真の元記事はこちらから:軟らかいものをどうつかむ? ~ソフトハンド開発動向【後編】