教示操作盤を17年ぶりに刷新、ギガキャスト対応の大型ロボットも開発/ファナック
ファナックは新型の教示操作盤を開発したと発表した(=写真左)。17年ぶりの刷新となる。
6.4インチ液晶を搭載しており同クラスの液晶を搭載する機種では最軽量の重量750gを実現した。体積を従来比45%削減しつつ、手になじむ形状を採用し、長時間使用時の作業者の負担を軽減。タッチパネルやキーボードの操作性も高め、軍手をしていてもタッチパネルの操作ができる。操作に対する応答速度なども高めた。2025年2月からの出荷を予定する。
その他、大型ハンドリングロボット「M-1000」のバリエーションとして「M-1000/550F-46A」(=写真右)も開発した。550kg可搬、4.6mのリーチで、自動車のギガキャスト(車体の一体成形)部品の取り出しや離型剤のスプレー作業などに適する。
同社は両製品を11月5日から都内の東京ビッグサイトで開かれる「日本国際工作機械見本市(JIMTOF)」で初披露する。