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2025.03.27

SIerとの連携制度を開始/ベッコフオートメーション

 ドイツの制御機器メーカー、ベッコフオートメーションの日本法人(横浜市西区、川野俊充社長)は3月19日、「ベッコフ・ソリューション・プロバイダー・プログラム(BSPP)」を発表した。

 BSPPは、システム構築を担うシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)との連携を深める制度で、今年1月に開始した。ベッコフの日本法人は認定したSIerに向けて、従来よりも充実した技術トレーニングや技術サポートを提供する。また、展示会への共同出展などのマーケティング支援や、開発プロジェクトの支援なども用意する。
 もともと取引関係にあったSIerの中でも、ベッコフの製品への理解が深く得意地域や分野の重複しない5社をBSPPの対象として認定した。
 関西制御設計(兵庫県伊丹市、辻野優吾社長)、ソフィックス(横浜市港北区、直井貴史社長)、智頭電機(大阪府門真市、芦谷直人社長)、日立オートメーション(東京都大田区、新井美帆社長)、松浦電弘社(石川県野々市市、松浦隆弘社長)の5社だ。

 ベッコフの川野社長は「ハイエンドな機械設備や生産ラインを築くには、高度な技術力と業界知識、わが社の製品知識を持つSIerとの緊密な連携が不可欠。エンドユーザーまでの商流は他の設備メーカーや商社も介在するなど複雑になりやすいが、BSPPに認定したSIerに参画してもらうことでベッコフは製品提供や技術サポートに集中できる。SIer側も、従来より高度なサポートを受けられる」などと双方の利点を語る。

(ロボットダイジェスト編集部 西塚将喜)

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