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[特集 国際ロボット展vol.10]扱いやすさは周りが決める/オンロボット、アジリル

ロボットはロボットハンドなどの周辺機器と組み合わせて、初めて具体的な用途に使える。そのためロボットの扱いやすさは、周辺機器にも左右される。そこで周辺機器を包括的にラインアップして提案する企業が増えている。OnRobot(オンロボット、日本法人=東京都渋谷区、鈴木孝代表)は、協働ロボット向けの豊富な製品群で顧客の要望に応える。また、アジリル(日本法人=横浜市緑区、ロベール・シャンプー社長)は独自のパーツフィーダーなどでピッキング作業を簡単にする。

ヒト型ロボットNEXTAGEに新機種を追加/カワダロボティクス

カワダロボティクス(東京都台東区、川田忠裕社長)は3月1日、ヒト型ロボット「NEXTAGE(ネクステージ)」シリーズに新機種「Fillie(フィリー)」を追加したと発表した。開発コンセプトは「コンパクトサイズ」「コストパフォーマンス」「親和性の高いデザイン」の3つ。可搬質量は最大で片手2kg、両手4kgで、価格は600万円から。3月9日から東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれる「2022国際ロボット展(iREX2022)」で同機種のデモンストレーションを披露する。

[特集 国際ロボット展vol.9]具体的なイメージで呼び込む/ダイドー、山善

ロボットシステムの開発、製造の表舞台では各ロボットメーカーやシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)が活躍するが、商社の存在は大きい。流通を担う商社本来の役割に加え、自身がSIerの機能を持つケースも増えた。商材の多様性を生かしたロボットの常設展示やパッケージ製品の開発、コンピューター上でのシミュレーションなどを通じて、導入を妨げるハードルの突破を促す。

[特集 国際ロボット展vol.8] 狙うは本丸・物流業界/ヤマハ発動機、アイエイアイ、ユニバーサルロボット

今回の2022国際ロボット展(iREX2022)では、物流業務への提案が目立つ。メーカーや卸、小売りなどの各業界の物流業務は、未開拓の「ブルーオーシャン」だ。さらに、人の手に頼り、人海戦術と体力勝負でこなしてきた運送や倉庫などの物流業界でも、ついに自動化への扉が開いた。慢性的な人手不足から、自動化による省人化は急務。ロボットメーカー各社もあらゆる方法で、各業界の物流業務と、物流の本丸・物流業界へのアプローチを試みる。

協働ロボ・移動ロボ向けのユニットを開発/日本精工

日本精工は2月24日、「協働ロボット用アクチュエータ」と「アクティブキャスタ」の2製品を開発したと発表した。「協働ロボット用アクチュエータ」はモーターと減速機を組み合わせた、協働ロボットの関節向けの製品だ。最大の特徴は、出力側にかかる力を入力側に伝達できるバイラテラルギアを減速機構に採用したこと。人との衝突など、ロボットアームにかかる外力をより繊細に検出できるため、安全性を高められる。横浜国立大学の藤本康孝教授などの研究チームが開発した技術を応用した。

[特集 国際ロボット展vol.7] 自動化ラインで未来を/セイコーエプソン 内藤恵二郎 執行役員MS事業部長

「いかに現場の困りごとを解決するか、その視点が必要」とセイコーエプソンの内藤恵二郎執行役員マニュファクチャリングソリューションズ(MS)事業部長は言う。2022国際ロボット展(iREX)では樹脂部品の射出成形からロボットによる組み立てと梱包までを一貫した自動化ラインを「未来の工場」として展示するという。目的は工場の価値の向上だ。

1時間当たり最大600個、デバンニングロボット「Vambo」発売/川崎重工業

川崎重工業は3月1日、デバンニングロボット「Vambo(バンボ)」を発売した。同社の中型ロボット「RS080N」と無人搬送車(AGV)を組み合わせたロボットシステムで、自動でコンテナ内に進入し、荷降ろしをする。1時間当たり最大600個の荷降ろしができる。複数種類の物を積み込んだ混載にも対応する。

6軸力覚センサー「ZYXer」のモデルや用途を拡充/新東工業

新東工業は2月、6軸力覚センサー「ZYXer(ジクサー)」を活用した新アプリケーション「フレキシブルプリント基板の挿入」を開発したと発表した。フレキシブルプリント基板を別のコネクターへ挿入する作業には非常に繊細な力加減が必要となる。ジクサーを活用することで、小さな力でも正確に検知できるため、挿入作業をロボットで自動化できる。

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