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12月に四国でSIer’s Day開催/FA・ロボットシステムインテグレータ協会

FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会、会長・久保田和雄三明機工社長)は12月17日、高松市の情報通信交流館e-とぴあ・かがわ5階で「SIer’s Day(エスアイアーズデイ) in 四国~生産現場でのロボット導入支援セミナー~」を開催する。香川大学の前山祥一教授などゲストによる特別講演を実施し、実際にロボットを導入した企業が導入事例を紹介する。四国経済産業局によるロボット関連施策の紹介なども予定する。エスアイアーズデイとは、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)企業同士や、SIerと産業用ロボットの導入を検討する企業との交流を図るためのイベント。現地参加の他に、オンラインの参加も受け付ける。会場の階下の4階では、翌日に開催されるロボットアイデア甲子園四国大会用にロボットシステムを展示する。

新たに海外ベンチャー3社と総代理店契約を締結/リンクス

工場自動化(ファクトリーオートメーション=FA)向けの輸入製品を扱う技術商社のリンクス(東京都品川区、村上慶社長)は11月16日、海外ベンチャー企業のシナプティコンとキネクソン、アリセオンの3社と新たに総代理店契約を締結したと発表した。「2026年にそれぞれ5億円の売り上げを目標とする」と村上社長は話す。

持続可能な包装容器の製造を自動化/ABB

スイスに本社を置く大手ロボットメーカーのABBは11月17日、米国のパッケージメーカーのズームと持続可能なパッケージの製造を自動化する業務提携を締結したと発表した。ABBのロボット「IRB6700」2台を組み込んだズームの成形繊維製造セル(MFC)で、竹、小麦、わらなどの植物からパッケージを生成する。MFCは毎日最大2tの材料から最大8万個の持続可能なパッケージを製造できる。

自動組み立てシステムと制御装置を発売/不二越

不二越は11月10日、組み立て自動化システム「ロボットコネクタ挿入アプリケーション」と、ロボットの制御装置「CFDs」を発売した。ロボットコネクタ挿入アプリケーションは、フレキシブルプリント配線板(FPC)やフレキシブルフラットケーブル(FFC)のコネクターの挿入作業をアシストする。ロボットアーム先端に取り付けられた左右のカメラと視覚センサーで、FPCやFFCとコネクターをステレオで認識。位置を3次元で正確に把握した上で、独自のシステムでコネクターまでの移動ルートを自動計算する。リアルタイムスキャンで追従補正することで、事前に厳密な位置決めをしなくても正確に挿入できる。

大小のハンドリングロボットを発売/ファナック

ファナックはハンドリング用ロボット2機種を新発売する。12月に量産を開始する「M-1000iA」は、可搬質量1000kg、最大リーチ3253mmの大型のロボットだ。重可搬ロボットに一般的に採用される平行リンク機構ではなく、シリアルリンク機構を採用。平行リンク機構を持つロボットではできなかったアームの直立や、ロボット後方への回転も可能で、広い動作範囲を有する。

[活躍するロボジョvol.9]何事もまずはやってみる/田口鉄工所 河合美稀さん

ロボット業界で活躍する女性にスポットを当てた連載「活躍するロボジョ」。9回目は、田口鉄工所(岐阜県大垣市、田口泰夫社長)で人事や広報を兼務しながら、ロボット事業部にも所属する河合美稀さんを紹介する。「三足のわらじ」を履く河合さんは「何事も面白がってとりあえずやってみる」ことを心掛ける。入社6年目ながら既に20人の後輩がおり、「次に同じ業務を担当する後輩が楽に動けるような仕組みを作りたい」と話す。

天野真也氏が秋田エプソン製造ラインに迫る/エプソン販売

セイコーエプソン製品の販売を担うエプソン販売(東京都新宿区、鈴村文徳社長)は12月8日、ウェブセミナー(ウェビナー)「製造業DXの課題と展望」を開催する。同ウェビナーは連続企画で、9月にも同テーマで製造業向けデジタルトランスフォーメーション(DX、デジタル技術による業務変革)に関するセミナーやパネルディスカッションを実施した。

[気鋭のロボット研究者vol.21]実用に重要な「臨機応変さ」【後編】/青山学院大学 田崎良佑准教授

田崎良佑准教授は、ガントリーローダーの制振にも取り組む。もともと、学部生時代には建築物の制振技術やそのシミュレーションに熱中。その後、修士課程から実際に物体を動かして研究する楽しさと大切さに気付き、本格的にロボットや自動化装置の研究を始めた。そんな田崎准教授の経験が生きるのが、この研究だ。

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