[特集 物流機器は新世代へvol.12]対面での商談に花、コロナ禍でも好調な来場
国内最大級の物流展「国際物流総合展2021」が3月9日、アイチ・スカイ・エキスポ(愛知県国際展示場)で開幕した。新型コロナウイルス感染症の影響で、昨年から多くの展示会が中止や延期に追い込まれた。開幕した国際物流総合展でも来場者の動向が心配されたものの、初日の来場者数は好調で、対面での久々の商談に花が咲いた。
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国内最大級の物流展「国際物流総合展2021」が3月9日、アイチ・スカイ・エキスポ(愛知県国際展示場)で開幕した。新型コロナウイルス感染症の影響で、昨年から多くの展示会が中止や延期に追い込まれた。開幕した国際物流総合展でも来場者の動向が心配されたものの、初日の来場者数は好調で、対面での久々の商談に花が咲いた。
国内最大級の物流展「国際物流総合展2021」が3月9日、中部国際空港に直結する愛知国際会議展示場(愛知県常滑市、Aichi Sky Expo)でついに幕を開けた。今回で14回目を迎え、首都圏以外の地方での開催は初めて。新型コロナウイルス感染症の影響下での開幕ながら245社が出展し、来場者に向けた物流現場の最新製品やサービスを提案する。
日本ロボット学会(会長・浅田稔大阪大学特任教授)は4月27日午前10時半~午後5時、ウェブセミナー「『こんなときこそ、ロボット』―ポスト・コロナ社会で活躍するロボットと人とのリレーションシップ」を開催する。
SGホールディングスは3月2日、次世代型大規模物流センター「Xフロンティア」を全面稼働したと発表した。Xフロンティアは、2020年1月にしゅん工した国内最大級の物流施設だ。佐川急便(京都市南区、本村正秀社長)の大規模な中継センターとグループ各社が使用する倉庫区画や事務所スペース、テナントスペースからなる。
セイコーエプソンは、新たな事業の柱に育てるべくロボティクス事業の強化に取り組む。トップシェアを誇る主力のスカラロボットに加え、垂直多関節ロボットでも新製品の開発を進める。また販売戦略も見直し、具体的な用途(アプリケーション)まで積極的に提案し、日本市場でのシェアアップを図る。ロボティクスソリューションズ事業部長の内藤恵二郎執行役員に、今後の戦略を聞いた。
3月9日~12日の4日間、愛知県常滑市のアイチ・スカイ・エキスポ(愛知県国際展示場)で物流の専門見本市「国際物流総合展」が開かれる。同展はこれまで、西暦偶数年の秋に首都圏で開催していたが、第14回の今回展は東京五輪・パラリンピックが1年延期された影響で時期と会場を変更。愛知県で初めて開催される。「ロジスティクスのRe Design(リデザイン)」をテーマに、出展者246社・団体(3月2日時点)と来場者3万人を見込む。限られた時間で会場を上手く回るには、事前の情報収集が大事だ。ここでは出展者が事前に発表した情報をまとめて紹介する。
セイコーエプソンは、スカラロボットで世界トップシェアを誇るロボットメーカーだ。プリンター事業などと比べると売り上げ規模は小さいが、中期経営計画では「ロボティクス事業を主柱事業に成長させる」と掲げ、生産・販売体制を強化する。新型コロナウイルス禍にあってもロボティクス事業は好調で、売上高は2020年度第2四半期(7~9月)、第3四半期(10~12月)と連続で前年同期比増を達成した。昨年の4月にロボティクスソリューションズ事業部長に就任した内藤恵二郎執行役員に、直近の取り組みを聞いた。
ダイヘンは2月24日、4月1日付で蓑毛正一郎(みのも・しょういちろう)取締役常務執行役員が社長に就任すると発表した。田尻哲也社長は同日付で代表権のある会長に就任する。
三菱重工工作機械(滋賀県栗東市、若林謙一社長)は3月1日、ロボット用の高精度で小モジュール(モジュールは歯の大きさ)な歯車に特化したギアシェーパー「SE25FR Plus(プラス)」を発売した。ロボット向け精密減速機構の高精度化のニーズに応える。
「国際物流総合展2021」が3月9日~12日にかけ、愛知県常滑市の展示会場で開催される。今回は対面型の展示会に加え、ウェブ上での「バーチャル物流展」も併催する。開幕に先立ち、事務局長を務める日本ロジスティクスシステム協会(JILS、会長・遠藤信博NEC会長)の寺田大泉常務理事に今回展の概要や見どころ、物流業界の現状や課題などをウェブインタビューした。「最先端のデジタル技術やロボティクス技術を生かした具体的なソリューションが数多く展示される」と話す。