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協働ロボットがウェブで購入可能に/デンソーウェーブ

産業用ロボットメーカーのデンソーウェーブ(愛知県阿久比町、杉戸克彦会長)は7月16日、同社ホームページ上から協働ロボット「COBOTTA(コボッタ)」の価格シミュレーションと契約申し込みができるサービスを開始した。ウェブサイトで必要事項を入力すると、その場で概算価格が確認できる。そのまま申し込むと電子メールで契約可否の連絡が届き、後日契約書類が送られてくる。その書類に記入して返送すれば、2~3週間でコボッタが届く仕組みだ。今年度のコボッタの販売目標は2000台だが、このサービスを通じてその1割にあたる年間200台の販売を目指す。

水やほこりに強い協働ロボットを発売/安川電機

安川電機は協働ロボット「MOTOMAN(モートマン)-HC10DT」に、ほこりや水滴の侵入を防ぐ「防じん・防滴(ぼうてき)仕様タイプ」を追加し、7月9日に発売した。工作機械への加工対象物の付け外しなど、細かいちりが舞い液体がかかる恐れのある過酷な環境でも使いやすい。防水性に優れるアクリルウレタン樹脂をアームの表面に塗装し、ロボットハンドなどを装着する部位の材質にはステンレスを採用することで、水で洗えるようにした。

ロボットで35年の実績! 独自の立ち位置から最適提案/しのはらプレスサービス

しのはらプレスサービス(千葉県船橋市、篠原正幸社長)は、ロボットを使ったプレス機の自動化を提案する。3台のプレス機と2台のロボットを組み合わせた自動化システムで昨年、日本鍛圧機械工業会(会長・アマダホールディングス坂木雅治相談役)の「MF技術大賞2018‐2019」の奨励賞を受賞した。「プレス機メーカーともロボットメーカーとも違う独自の立ち位置が当社の強み。両分野を熟知したシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)として、顧客に最適なシステムを提案する」と篠原社長は話す。

[随想:ロボット現役40年、いまだ修行中vol.4]初めての国際学会で 教示レス技術など発表【後編】/小平紀生

過去には日本ロボット学会の第16代会長(2013~14年)を務め、現在も日本ロボット工業会のシステムエンジニアリング部会長など、ロボット業界の要職を数多く務める三菱電機の小平紀生氏。黎明(れいめい)期から40年以上もロボット産業と共に歩んできた同氏に、自身の半生を振り返るとともに、ロボット産業について思うところをつづってもらった。毎月掲載、全12回の連載企画「随想:ロボット現役40年、いまだ修行中」の第4回。1983年に初めての国際会議を経験し、80年代前半には日本産業用ロボット工業会(現・日本ロボット工業会)の活動にも関わり始めた。

[随想:ロボット現役40年、いまだ修行中vol.4]初めての国際学会で教示レス技術など発表【前編】/小平紀生

過去には日本ロボット学会の第16代会長(2013~14年)を務め、現在も日本ロボット工業会のシステムエンジニアリング部会長など、ロボット業界の要職を数多く務める三菱電機の小平紀生氏。黎明(れいめい)期から40年以上もロボット産業と共に歩んできた同氏に、自身の半生を振り返るとともに、ロボット産業について思うところをつづってもらった。毎月掲載、全12回の連載企画「随想:ロボット現役40年、いまだ修行中」の第4回。近年注目を浴びるロボット関連の研究テーマには80年代から研究されてきたものも多く、「産業用ロボットの開発に着手した頃に生まれた長女はとっくに独り立ちしているが、ロボットの方はまだまだ課題山積」と小平さんは言う。

[特集FOOMA JAPAN]速報リポート! 今年のFOOMAはロボットだらけ【前編】

食品機械の専門展「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)2019」が7月9日に開幕した。12日までの4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれている。この展示会では年々産業用ロボットの存在感が高まっており、今回展では前回展よりもさらに産業用ロボットの展示が目立つ。会場で見つけた産ロボ提案を速報として紹介する。

8.5億円を調達、販路拡大や開発を加速/コネクテッドロボティクス

飲食業向けロボットサービスを開発、販売するコネクテッドロボティクス(東京都小金井市、沢登哲也社長)は7月3日、第三者割当増資により8億5000万円を調達したと発表した。資金調達のまとめ役となった投資会社のグローバル・ブレイン(東京都渋谷区、百合本安彦社長)や、ソニーや三井不動産の投資ファンドなど合計5社が引受先となった。 今回の資金を人材の獲得や技術力の強化に充てる。マーケティング機能の強化による販路拡大に加え、新たなロボットシステムや、ロボットを使った新しいサービスの開発を加速させる。

[特集FOOMA JAPAN]速報リポート! 今年のFOOMAはロボットだらけ【後編】

7月9日から12日までの4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで、食品機械の専門展「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)2019」が開かれている。今年のFOOMA JAPANは例年に増して産業用ロボットの展示が多い。前編ではロボットメーカーの展示を中心に紹介した。後編ではシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)や食品機械メーカー、ロボットハンドメーカーなどの提案を取り上げる。

弁当盛り付け用のロボットを開発/アールティ

 研究用のヒト型ロボットや教育用ロボットなどを販売するアールティ(東京都千代田区、中川友紀子社長)は、弁当工場の盛り付け工程に使うヒト型協働ロボット「Foodly(フードリー)」を開発した。7月9日から東京都江東区の東京ビッグサイトで開催される「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)2019」で発表し、同日から実証試験の提携先を募集した。

食品産業向けの仕様が充実/デンソーウェーブ

デンソーウェーブ(愛知県阿久比町、杉戸克彦会長)は食品産業向けの製品バリエーションやオプションを拡充し、7月9日に販売を開始する。スカラロボット「HSR」シリーズにはアーム先端のシャフトが垂直方向に510mm可動するタイプを追加。食品を高さのある箱に詰める工程などに活用できる。また、金属探知機に反応する「金検ジャバラ」を装着した製品もラインアップ。ジャバラで潤滑油の飛散を防止し、ジャバラ素材が万が一食品に混入した場合も後工程で検知できるため、食材への異物混入のリスクを抑えられる。

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