西日本最大級の物流見本市、過去最大規模で開催【後編】/第5回関西物流展
大阪市住之江区のインテックス大阪で4月10日から12日までの3日間、「第5回関西物流展」が開催された。過去最大の規模での開催となった今回展は初出展の企業も多く、物流業界での存在感が年々増している。会場では無人搬送フォークリフト(AGF)など現場の人手不足に対するさまざまな提案が見られた。
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大阪市住之江区のインテックス大阪で4月10日から12日までの3日間、「第5回関西物流展」が開催された。過去最大の規模での開催となった今回展は初出展の企業も多く、物流業界での存在感が年々増している。会場では無人搬送フォークリフト(AGF)など現場の人手不足に対するさまざまな提案が見られた。
日本ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会、会長・久保田和雄三明機工社長)は4月19日、都内で「2024年度通常総会」を開催し、今年度の事業計画などを決定した。新たな取り組みとして「SI検定」の4級や、ロボットセンターを保有する企業が対象のロボットセンター委員会などを新設すると発表した。
NHK総合のテレビ番組「魔改造の夜」にマブチモーター社員が出演すると同社が発表した。同番組では製造企業のエンジニアが家電製品やおもちゃなどを改造し、その技術を競い合う。今回のテーマは「電動マッサージ器 ドラッグレース」。番組内では企業名の一部が伏せられるため、同社は「Mブチモーター」として登場する。
大阪市住之江区のインテックス大阪で4月10日から12日までの3日間、「第5回関西物流展」が開催された。今回展は過去最大の規模での開催となった。年度が変わり、物流業界は「2024年問題」の真っ只中にある。人手不足などさまざまな問題に苦しむ現場に対して産業用ロボットの他に自動倉庫の提案も盛んだった。
コンバムは5月12日、静電気放電(ESD)対応の新素材「Elec-Con(エレコン)」を使った吸着パッド「ECパッド」を順次発売すると発表した。平型パッドや薄型タイプなど全24種類を標準品としてラインアップする。
空圧機器の世界的な大手SMCは近年、エンドユーザーに向けた自動化システムの省エネ提案に注力する。モノのインターネット(IoT)などを駆使した空圧機器の制御だけでなく、空圧式の対極ともいえる電動式シリンダーへの置き換えも含めた全体最適も提案する。高田芳樹社長は「主に2つの側面から、環境意識や省エネへの関心が高まっているのは間違いない。これを好機に、わが社も提案先や組織を変えたい」と意気込む。
中部包装食品機械工業会(会長・生田涌希フジキカイ社長)は4月17日~20日、中部地区最大級の食と包装の展示会「2024中部パック」を名古屋市港区のポートメッセなごやで開催した。4日間で約5万人が来場し、会場は自動化や省人化に関心を持った人でにぎわった。
台湾に本社を置くテックマンロボットは5月6日、米国シカゴの展示会「AUTOMATE(オートメート)2024」で35kg可搬の協働ロボット「TM30S」を発表した。リーチは1702mmで、荷役台(パレット)に荷物を積み降ろすパレタイズ/デパレタイズ作業などに適する。
デンマークの協働ロボットメーカー、ユニバーサルロボット(UR)の日本支社(東京都港区、山根剛代表)は4月23日と24日の2日間、東京都港区の東京都立産業貿易センターで「UR協働ロボットフェア2024」を開催した。同フェアは昨年名古屋で初開催され、都内での開催は今回が初。2日間で約900人が来場し、出展者からは「協働ロボットの導入に強い意欲を持った来場者ばかりで、具体的な相談も多い」との声が聞かれた。
産業機器やロボット、輸送機器などを幅広く手掛けるTHKの三代目社長に、今年1月1日付で寺町崇史氏が就任した。寺町社長は「THKの存在意義は全て経営理念の中に込められています」と説明する。また、同社は2022年に「ものづくりサービス業」への転換をビジョンに掲げた。果たしてその真意は?