[特集SIerになろうvol.8]工作機械からも参入【その3】/津田駒工業
自動車以外の金属加工から
20年に4億円目指す
昨年11月に東京で開かれた展示会では、工作機械への加工材料の付け替えだけでなく、ジグと呼ばれる加工補助具の交換や、加工材料の固定器具の操作までを1台のロボットでこなすシステムを展示した。
周辺機器のそれぞれに動力を付けて制御する方法もあるが、同社のシステムでは人と同じようにロボットがボルトを締め、手動の固定器具を操作する。これにより、多くの機能にもかかわらずシンプルな構成を実現した。
「10人ほどの小さなチームでSIer事業をしているので多くの案件はこなせないが、18年は売上高1億円を達成できた。20年までに4億円の売上高にするのが目標」と大森執行役員は話す。
(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)