ビジョンを活用した協働ロボのティーチレスシステムを開発開始/iCOM技研
ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のiCOM技研(兵庫県小野市、山口知彦社長)は8月、ティーチングレス協働ロボットシステムの試作開発を開始したと発表した。ビジョンセンサーからの情報をフィードバックすることで、細かく教示作業(ティーチング)をしなくてもロボットを使えるようにする。
産学連携による共同研究を支援する兵庫県の「成長産業育成のための研究開発支援事業」に採択され、兵庫県立工業技術センターと共同で研究を進める。
「ティーチングに時間がかかってしまうと、少量多品種の現場に協働ロボットを導入しても生産性が向上しない。今回の開発により、30個以下の製品を製造する現場でも、協働ロボットを使えるようにしたい」(同社担当者)という。