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2022.12.12

イベント

中小企業向けに自動化相談の場を提供/けいはんなロボット技術フォーラム

「けいはんなロボット技術フォーラム」が12月1日と2日に、けいはんなオープンイノベーションセンター(京都府精華町)で開催された。中小企業向けにロボット導入や自動化を提案する展示会として、ロボットメーカーや周辺機器メーカーなど22社が出展。関西の中小企業を中心に大手企業も含む約800人が来場した。専門知識がなくても使いやすいシステムなどが展示され、「じっくり話を聞いてもらえてよかった」と話す来場者もいた。会期中に具体的な引き合いが生まれるなど、出展者からも好評だった。

中小企業の相談の受け皿に

 けいはんなロボット技術フォーラムは、京都府や大阪府、奈良県など関西の中小企業向けにロボットを使った自動化を提案する展示会で、京都府などの主催で今回初めて開催された。

 出展したのは、ファナックや安川電機、川崎重工業、三菱電機など主要ロボットメーカーに加え、自律移動型搬送ロボット(AMR)を扱う大喜産業(大阪市西区、森口博之社長)やオムロン、エンドエフェクターのシュンク・ジャパン(東京都品川区、星野泰宏社長)、3DビジョンシステムのKyoto Robotics(キョートロボティクス、滋賀県草津市、神田充啓社長)など22社。展示はそれぞれロボット1、2台ずつと小規模ながら、導入しやすいパッケージ商品や、安全柵が不要な協働ロボットなどが多く出展され、来場者の注目を集めた。

 三菱電機は協働ロボットに加えて、人の接近を検知するエリアセンサーと組み合わせた非協働型のロボットも展示。「協働ロボットより低コストで、協働ロボットに近い使い方ができる。中小企業向けに導入実績もある」と説明員は話す。
 安川電機は可搬質量10kgの協働ロボットを展示。「協働ロボットの関心が高く、具体的な引き合いもあった。初めてロボット導入を検討する来場者の相談も受けた」と言う。

  • 協働型と非協働型のロボットを2台展示した三菱電機

  • 安川電機は協働ロボットの箱詰めセルを展示

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