今年は初の生産額1兆円越えへ、新春賀詞交歓会を開催/日本ロボット工業会ほか
受注・生産ともに前年比増加を見込む
日本ロボット工業会、製造科学技術センター(理事長・柵山正樹三菱電機元会長)、マイクロマシンセンター(理事長・鈴木教洋日立製作所執行役常務最高技術責任者)の3団体は合同で、「ロボット関連3団体新年賀詞交歓会」を開いた。
主催者を代表して、日本ロボット工業会の山口会長が登壇し、「昨年は4年に一度のワールドカップが開催され、日本は強豪国に勝利してのベスト16となった。その健闘ぶりや姿勢に、スポーツの力を改めて感じるとともに、2023年に向けて日本全体を元気づける力強いメッセージとなった」と述べた。
22年の受注額・生産額は、受注額が対前年比2.9%増の1兆1100億円、生産額が5.5%増の9910億円とみられ「半導体をはじめとする部品不足や中国のロックダウンの影響は見られたが、国内外の自動化投資意欲に支えられた」と所感を述べた。
23年の受注額・生産額の見通しも発表し、「今年は、さまざまな問題が徐々に改善されることを期待するとともに、堅調な自動化需要に支えられ、受注額は対前年比3.6%増の1兆1500億円、生産額は6.0%増の1兆500億円と、生産額で初の1兆円越えを期待したい」と述べた。