同社は金属加工で培った経験を生かし、工作機械による金属加工に特化したロボット自動化システムを提案する。技術開発部ロボティクスグループの山本隆将課長は「他のロボットSIerと差別化を図らないとロボット業界で生き残れない。三品(食品・化粧品・医療品)産業など、これまでの経験が生かしにくい分野で挑むのでなく、得意分野の金属加工に一点集中して勝負する」と語る。
金属加工の分野で勝負するために、ロボットをより効率的に使える加工工程や加工中の異常検知システムを提案する他に、現場に合わせた省スペースな周辺機器を開発するなど機械加工全体での最適化を図る。