AMR向けナビゲーション技術を開発する新興企業を買収/ABB
セブンセンスは、スイス連邦工科大学チューリッヒ校からのスピンオフとして2018年に設立された。同社のナビゲーション技術は、人工知能(AI)と3Dビジョンシステムを組み合わせた「ビジュアルSLAM(スラム)技術」で、常に変化する環境下でもAMRが移動物と固定物を区別しながら自律的に作業できるようになる。
ABBは、物流業や製造業などを変革するAIソリューションへの戦略的投資に注力している。こうした戦略に沿って、今回の買収を実現した。
ABBロボティクス&ディスクリート・オートメーションのプレジデントであるサミ・アティヤ氏はセブンセンスの買収について、「AI対応のロボットが人を支援する工場を目指すというわれわれのビジョンの実現に向けた重要な一歩だ。熟練労働者不足が深刻化する中、AMRにより高い柔軟性と知性を求めるお客さまのニーズに応えたい」と述べる。