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2024.02.02

i³-Mechatronicsを実現するコントローラーソリューションを展開/安川電機

 安川電機は自動化にデジタルデータのマネジメントを加えたコンセプト「i³-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」を実現する新しいコントローラーソリューション「iCube Control(アイキューブコントロール)」の本格展開に乗り出した。

 その第1弾として、各種装置や産業用ロボットなどで構成されたセルを統合的に制御すると同時に、同期性の高いデータをリアルタイムに収集・活用してフィードバックできる「YRMコントローラ YRM1010」を1月24日に発売。また、各種装置の制御に使われるマシンコントローラー「MPX1000シリーズ MPX1310」も翌25日から販売を始めた。

 YRM1010は、21年に製品化した「YRM-X(テン)コントローラ(YRM1000)」から性能や機能をさらに強化した製品。YRM1000と比べ、処理性能は約1.5倍に向上した。モーションネットワークの規格である「メカトロリンク」は最大で128局接続できる上、「イーサネットIP」にも対応するなど、通信機能も強化した。

 MPX1310は従来機種からモーション処理性能が8倍に向上し、制御可能軸数も16軸から128軸に増えた。また、同社製リモートI/O(入出力)製品「SLIO I/O シリーズ」に対応できる他、イーサネットポートも2つ備える。半導体製造装置や液晶製造装置、金属加工機械、産業用ロボットなどの各種装置の制御に向く。

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