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2024.06.05

受注額と生産額、ともに前年を大幅に下回る/日本ロボット工業会 2023年統計

 日本ロボット工業会(JARA、会長・橋本康彦川崎重工業社長兼最高経営責任者)は5月31日、2023年の産業用ロボットの受注額、生産額、出荷実績(いずれも会員・非会員合計)の年間統計を発表した。

 23年の受注額は前年比24.1%減の8434億円、生産額は同12.7%減の8916億円、総出荷額は同12.2%減の9226億円。受注額、生産額ともに前年を大幅に下回った。
 23年は中国の市況悪化などから、ロボットの需要環境が年間を通して低調だった。半導体向けの需要が国内外で振るわなかった他、これまで需要を強くけん引してきた電子部品実装用ロボットが中国向けを中心に減少すると同時に、欧米向けの溶接用ロボットも低迷した。

 また、24年の受注額と生産額の年間見通しも、新年の「ロボット関連三団体 年始会」で発表した9000億円から下方修正した。受注額は同2.0%増の8600億円、生産額は同3.5%減の8600億円を見込む。

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