NTNは７月６日、手首関節モジュール「i-WRIST（アイリスト）」の導入を支援する「アイリスト スタータパッケージ」を発売したと発表した。
　アイリストは独自構造の小型ロボットで、人の手首のように柔軟に動く。アーム部分に３つの関節でつなぎ合わせたロッド状の部品を3本使っており、屈曲や旋回を高速かつ自在にできる。
　同社はこれまでアイリスト本体と専用の周辺機器を個別に販売していた。そのため初めてアイリストを導入する際、装置の設計などで工数がかかるケースがあった。アイリスト スタータパッケージは導入に必要な構成部品をパッケージ化しており、試作機の設計や動作試験などの工数を減らせる。
　同パッケージは本体や専用コントローラーの他、ティーチペンダント、アクチュエーター、架台などを含む。またユーザーの導入検討時には、シミュレーションでの動作イメージの提供など技術支援も行う。

関連記事：[注目製品PickUp!vol.56]独自構造のルーツは自動車部品にあり／NTN「i-WRIST」
関連記事：検査と物流の自動化提案が花盛り。新技術も続々
関連記事：手首ロボ「i-WRIST」に可搬質量が大きいグレードを追加／NTN