
最大可搬が10kgの双腕協働ロボット「RIDRSシリーズ」を発売/芝浦機械
芝浦機械は10月31日、双腕の協働ロボット「RIDRS(ライダース)シリーズ」を発売した。今回発売したのは、ヒト型の「RIDRS-H」とスカラロボットベースの「RIDRS-S」の2機種。ともに可搬質量は片腕で6kg、両腕で10kg。双腕としたことで、片方のアームで製品を持ったり、押さえて固定しながら、もう片方のアームで各種作業ができる。
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芝浦機械は10月31日、双腕の協働ロボット「RIDRS(ライダース)シリーズ」を発売した。今回発売したのは、ヒト型の「RIDRS-H」とスカラロボットベースの「RIDRS-S」の2機種。ともに可搬質量は片腕で6kg、両腕で10kg。双腕としたことで、片方のアームで製品を持ったり、押さえて固定しながら、もう片方のアームで各種作業ができる。
2023国際ロボット展(iREX2023)の見どころは何と言っても、ロボットメーカー各社の最新の自動化提案だろう。ロボット業界のトレンドの一つに「ソリューション提案」があり、最近はロボットの単体売りから周辺機器やデジタル技術などと組み合わせたソリューションへと提案の軸足を移すメーカーも増えている。今回展でも主要各社による最新のソリューションを間近で体感できるはずだ。
「ロボットのリモート操作はまだ根付いていないが、人手不足を解消できる手段の一つだと気付いてもらえれば、今後は必ず需要が出てくる」と豊電子工業(愛知県刈谷市、盛田高史社長)の成瀬雅輝常務執行役員は力強く語る。豊電子工業は、ロボットの遠隔操作サービスを普及させるため、今年6月にリモートロボティクス(東京都港区、田中宏和社長)とのパートナー契約「Remolink Partners(リモリンクパートナーズ)」を結んだ。
不二越は高速、高精度なロボットを活用し、多様な自動化ソリューションを提案する。産業用ロボット「MZシリーズ」を改良し性能を高めた「MZ Fシリーズ」をベースに、ユーザーのニーズに合わせた製品のラインアップを広げている。2023国際ロボット展(iREX2023)では今後の需要拡大を見込む協働ロボットを中心に、生産性の高い自動化デモを披露する。省スペースで複雑な作業の自動化を実現し、生産現場でのロボットのさらなる普及を狙う。
人工知能(AI)システムやロボットシステムを開発するa-robo(エーロボ、埼玉県川越市、高橋勇貴社長)は11月15日、切削加工を行う日東ユメックス(さいたま市大宮区、佐野光雄社長)と共同で、ロボットアーム搭載型自律移動ロボット「Boomee(ブーミー)」を開発したと発表した。
ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連製品を紹介する連載企画「注目製品PickUp!」も、とうとう60回を迎えた。今回は無人搬送車(AGV)メーカーの愛知機械テクノシステム(名古屋市熱田区、小川実社長)が発売した新製品「低床リフターAGV」を取り上げる。
ロボットなど複数の製造業関連の専門展が今年10月、名古屋市内の展示会場で開催された。協働ロボットを使った多彩なソリューション提案や、物流の自動化を見据えたソリューション提案が大きな注目を集めた。
ローレルバンクマシン(東京都港区、池辺正社長)は10月25日~27日の3日間、都内の時事通信ホールでプライベートショー「ローレルバンクマシン製品展示会2023」を開催した。同社は紙幣や硬貨をカウントして保管する通貨処理機の大手メーカーだ。
シャープは10月25日、倉庫向けの「ロボットストレージシステム」を開発したと発表した。自動搬送ロボットが棚のコンテナを出し入れし、作業者が待つ場所まで搬送する。最大5.3mの高さに収納されたコンテナも取り出せ、倉庫上部の空間を有効活用できる。
長野県内の企業支援や地域の産業振興に取り組む長野県産業振興機構(NICE)は、9月22日、協働ロボットシステム構築を支援するシステムインテグレータ(SIer、エスアイアー)のIDECファクトリーソリューションズ(愛知県一宮市、武仲清貴社長)で協働ロボットの活用セミナーと見学会を開催した。参加者は座学と実機の見学を通じ、協働ロボットへの理解を深めた。