生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

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世界的なロボットの学術会議がウェブで無料で/IROS2020

知能ロボット関連では世界最大級の学術会議「IROS2020」が10月25日から11月25日まで、ウェブ上で開催される。基調講演を含む1400以上の技術講演やワークショップなどを録画で配信する。使用言語は英語だけで、事前登録をすれば誰でも無料で参加できる。技術講演は、制御や知覚認知、設計メカニズム、エンドエフェクターなど12分野あり、各分野で平均20本を公開する。ウェブ上では講演資料や事前に録画した発表の様子、発表の基になった論文を閲覧できる。また学術的な発表だけではなく、産業用ロボットでさまざまな物を持ち上げる技術を競う競技会を中継する予定。IROSは1年に1度、日本ロボット学会など多くの団体の共催により開かれる国際学術会議。ロボット研究者を参加対象とする。今年は米国ネバダ州ラスベガス市で開催の予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で対面での開催が困難となり、ウェブでの代替開催となった。参加申込や詳細情報は公式ホームページ(https://www.iros2020.org)から。

テーマは飲食や食品製造、ウェブセミナー開催/東京都中小企業振興公社

東京都中小企業振興公社は第4回と第5回の「ロボット導入・活用セミナー」を、それぞれ10月16日と11月2日に開く。ウェブ会議システムを使ったウェブセミナーとして開催する。第4回は飲食業でのロボット導入をテーマに設定。さまざまな調理ロボットシステムを開発するコネクテッドロボティクス(東京都小金井市、沢登哲也社長)の佐藤泰樹取締役が「中小飲食業におけるロボット導入の可能性」をテーマに講演する。

ロボットの多能工化が進む 、工業高校の必修科目に/日本ロボット工業会 小笠原浩 会長

世界をリードする日本の産業用ロボット業界。5月に日本ロボット工業会の会長に就任した小笠原浩氏(安川電機社長)は「多品種少量生産の時代にはロボットの多能工化が進む」と指摘する。業界の課題は人材育成・確保とし「ロボットに何がどこまでできるかが分かる技能職がもっと現場に必要。工業高校や高等専門学校ではロボットを必修科目にしてほしい」と強調する。

4-6月の産ロボ受注額9.9%減。コロナ禍も中国は復調/日本ロボット工業会

日本ロボット工業会(会長・小笠原浩安川電機社長)は7月31日、今年4-6月期の会員企業による産業用ロボットの受注額を発表した。受注額は1599億円で前年同期比9.9%減。米中貿易摩擦などで大幅な減少となった前年同期をさらに下回った。出荷額は前年同期比3.0%増の1581億円となった。

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