戦略的投資の一環で、米国ミシガン州に新拠点を竣工/ファナック
ファナックは7月12日、米国現地法人のファナックアメリカが米国ミシガン州のオーバーンヒルズに新拠点「ウエストキャンパス」を竣工(しゅんこう)したと発表した。土地面積は約27万㎡で、投資額は1億1000万ドル(約170億円)。新拠点では顧客のニーズに合わせてカスタマイズした自動化システムを提供する他、6000台以上のロボットと保守部品を迅速に供給するための倉庫も備えた。
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ファナックは7月12日、米国現地法人のファナックアメリカが米国ミシガン州のオーバーンヒルズに新拠点「ウエストキャンパス」を竣工(しゅんこう)したと発表した。土地面積は約27万㎡で、投資額は1億1000万ドル(約170億円)。新拠点では顧客のニーズに合わせてカスタマイズした自動化システムを提供する他、6000台以上のロボットと保守部品を迅速に供給するための倉庫も備えた。
セレンディクスは7月17日、住宅の3Dプリント(積層造形)用ロボットアーム3台を導入したと発表した。同社と協力会社の新昭和(千葉県君津市、松田芳己社長)、タマキハウジング(那覇市、玉城英之社長)に設置する。既に稼働中のガントリータイプと比べ、新たに導入するロボットアーム型は高速出力が可能で細かな造形にも対応する。年末までに協力会社と合わせ、住宅用3Dプリントシステムを12台まで増やす計画だ。
ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のHCI(大阪府泉大津市、奥山浩司社長)は5月15日、埼玉県上尾市に埼玉営業所を開設した。埼玉営業所では配膳・運搬ロボットや業務用清掃ロボットを中心に取り扱う。
日立製作所と日立オートメーション(東京都大田区、新井美帆社長)は7月2日、産業用ロボットや物流ロボットを展示するショールーム「Automation Square HANEDA(オートメーションスクエア羽田)」を、羽田イノベーションシティ(東京都大田区)にオープンした。
Mujin(ムジン、東京都江東区、滝野一征最高経営責任者<CEO>)は6月19日、愛知県岡崎市に岡崎事業所を開所すると発表した。国内のエンジニアリングを担う子会社Mujin Japan(ムジンジャパン、東京都江東区、荒瀬勇CEO)の拠点で、今年秋の稼働を予定する。
ファナック(E-55)といえば黄色いロボットで有名だが、近年は緑色や白色のロボットでも知られる。ロボットテクノロジージャパン(RTJ)では展示の半分以上を白い協働ロボット「CRXシリーズ」にするという。山口賢治社長は「これから自動化に取り組みたい方には、取っ付きやすいCRXをおすすめしたい」と、製造業の集積地である愛知県での展示会に期待を寄せる。
スギノマシン(富山県滑川市、杉野良暁社長)は自動化装置の導入をサポートする「自動化コンサルティングサービス」を中小企業向けに提供する。「今やサービスは生産設備の機能の一つといえるほどに必要不可欠な存在。またサービスの差別化は競争力の源泉にもなり得る」と杉野岳副社長は語る。工程の自動化だけでなく、生産管理システムも提供し、工場全体の効率化もサポートする。
日本ロボット工業会(JARA、会長・橋本康彦川崎重工業社長兼最高経営責任者)は5月31日、2023年の産業用ロボットの受注額、生産額、出荷実績(いずれも会員・非会員合計)の年間統計を発表した。
スイスの大手ロボットメーカーのABB(日本法人=東京都品川区、ロイック・ペコンドン‐ラクロワ社長)は4月15日、ドイツの大手粘着テープメーカーのtesa(テサ)との協業を発表した。ロボットを使い、自動車ボディーの穴を樹脂キャップではなく粘着シールでふさぐことを提案する。「今回の協業のために専用のユーザーインターフェースなども開発した。人手不足の改善やコスト低減に加え、軽量化や省スペース化などメリットは多い」とABBの浅利貴事業本部長は話す。
産業機器やロボット、輸送機器などを幅広く手掛けるTHKの三代目社長に、今年1月1日付で寺町崇史氏が就任した。寺町社長は「THKの存在意義は全て経営理念の中に込められています」と説明する。また、同社は2022年に「ものづくりサービス業」への転換をビジョンに掲げた。果たしてその真意は?