AMR搭載のロボットアームをビジュアルフィードバックで制御/チトセロボティクス
チトセロボティクス(東京都文京区、西田亮介社長)は8月22日、独自開発のロボット制御ソフトウエア「クルーボ」を活用し、無人搬送車(AGV)や自律移動型搬送ロボット(AMR)に搭載したロボットアーム(モバイルマニュピレーター)の制御を実現したと発表した。
生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン
RECENT POSTS
チトセロボティクス(東京都文京区、西田亮介社長)は8月22日、独自開発のロボット制御ソフトウエア「クルーボ」を活用し、無人搬送車(AGV)や自律移動型搬送ロボット(AMR)に搭載したロボットアーム(モバイルマニュピレーター)の制御を実現したと発表した。
大手印刷会社の凸版印刷は8月10日、東京農工大学と人工知能(AI)技術を使った自律走行型搬送ロボット(AMR)の経路生成システムに関する共同研究を開始したと発表した。今回の共同研究では、AMRやスマートフォンなどで動作するAIを開発し、物流倉庫でのピッキング作業におけるAMRの経路生成を最適化する。
村松久圭助教はロボットの動作制御の研究に加えて、3年前に移動型四腕ロボットの研究開発を始めた。村松助教は「これまでの研究とは毛色が違うため、新鮮な気持ちで研究に取り組める」と話す。従来のロボットの構造にとらわれない独特な形状をしており、1台でさまざまな行動ができるのが大きな特徴だ。
村松久圭助教はロボットの運動制御や独自の移動型四腕ロボットの研究開発に取り組む。前編で紹介するのは、学生時代から研究を続けるロボットの運動制御。従来のロボットは予期せぬアクシデントに対して臨機応変に対処することは難しいが、突発的な接触を柔軟に受け流す制御アルゴリズム(情報処理方法)を確立した。
東京エレクトロンデバイス(TED)は、産業用ロボットと組み合わせて使うビジョンシステム「TriMath(トリマス)」を手掛ける。その技術開発を支え、顧客に実機を披露する場として機能するのが横浜市都筑区にある「TEDロボットセンター(TRC)」だ。同社はトリマスを不定形物のピッキングや仕分け作業用に産業用ロボットと一体にして、パッケージシステムとして発売してきた。TRCでは、現在新たな販売戦略の開始に向け、着々と準備を進めている。事業を担当する神本光敬本部長は「新たな戦略にとって、TRCでの開発は今がまさに重要」と強調する。
空圧機器のトップメーカーのSMCは6月13日、千葉県柏市に建設中の「柏の葉スマートシティ」に「柏の葉キャンパス新技術センター(仮)」を開設すると発表した。
ロボットダイジェスト編集部が注目したロボット関連製品を紹介する連載企画「注目製品PickUp!」。第55回は、工業用ゴムや樹脂製品などを取り扱う商社の太田廣(名古屋市中川区、太田直実社長)が今年5月に発売した自社ブランド製品「MIONER(ミオナー)」を取り上げる。ミオナーは協働ロボット専用の衝撃吸収型接触検知外装カバーで、人と接触した時に素早く安全に協働ロボットの動作を停止できるのが特徴だ。協働ロボットシステムの効率性と安全性を両立するのに役立つ。
ロボット業界で活躍する女性にスポットを当てた連載「活躍するロボジョ」。第21回は、パナソニック アドバンストテクノロジー(大阪府門真市、水野勇介社長)の後藤彩さんを紹介する。大学では数式シミュレーションについて研究した根っからの理系で、プログラム作成やソフト開発が得意。「ソフト系の研究をしていたので、実物を伴う製造業で働きたかった」と話す。「ロボット開発部門に来たのは2年前。プログラム通りに動くため結果が分かりやすいのがいいですね」と後藤さん。「まずはロボットアーム開発の知見を深め、その先のキャリアに生かしたい」と言う。
中京大学の木野仁教授は、パラレルリンクロボットのアームを軽量で柔軟なワイヤに置き換えた「パラレルワイヤ駆動ロボット」の研究を学生時代から続けている。この研究が「源流」となり、現在の受動歩行ロボットや筋骨格型ロボット、レスキューロボット、免震システムなどに研究テーマが広がった。後編では、これらの応用研究について紹介する。
NTTと三菱電機は5月16日、遠隔ロボット操作の実証実験に成功したと発表した。NTT武蔵野研究開発センターにディスプレーとロボット操作用デバイス、NTT横須賀研究開発センターにロボットを配置し、遠隔地から違和感なくロボットアームを持続的に操作できることを確認した。